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アファンの森は今


③調査研究

 

昨日からクモ調査に来ている新井さんと二人で南エリアに行ってみました。

通常は秋に成熟する種類のクモが、今年はどうもその時期が遅れているようなので、わざわざ

スケジュールをずらしてきたのですがこんな雪模様になってしまいました。

 

 

    【雪景色の南エリア】

111208_minamieria.JPGここは50年以上放置された森で、昨年まで動植物の

調査を行い、今年から整備を始めたところです。

ヤブを刈り払い来年植樹するところには目印の棒を立

てています。

 

 

 

 

 

 

       【クモさがし】

111208_kumochousa.JPG

クモの調査は、落ち葉の下や枯れ木の樹皮の裏側、

小川の流れにある石を裏がえしてみたりと、植物や

鳥の調査とはあきらかに手法が違います。

宝さがしのようでもあり、なかなか楽しいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

枯れ木の裏側に白い繭のようなクモの住居がありました。

新井さんがその白い住居を手でそっと破ると、すばしっこい小さなクモが出てきました。

 

    【ネコハエトリ】

111208_nekohaetori.JPGジャンプ力があり、1とびで体長の数十倍も移動します。

「ネコハエトリ」というハエトリグモの一種だそうです。

ハエトリグモは大好きなクモの一つで、こどもの頃にハエを捕まえ

る瞬間が見たくて畳の上に這いつくばってじっとその時を待って

いた事を思い出しました。

ロボットのような機械的な動きと、ジャンプ力、そしてつぶらな瞳が

とてもカワイラシイのです。

冬籠りしていたところを起こしてしまってごめんなさい。

 

 

 

 雪の中のクモさがしもなかなか楽しいものでした。

 

 

(黒姫事務局 堤)

 

 アファンの森には学生といっしょに春から毎月調査に来ていますが、12月は2-4日おじゃましまし

た。もうすっかり冬のようすで、4日の朝は高い山は白くなっていました。

 

 秋からオニグルミについて次のようなことを調べています。

アファンの森にはクルミが多いですが、これはネズミとリスが利用します。

食べられるのですが、土に埋めたものを一部忘れるらしく、それが母樹から離れて芽生えるのに

役立っています。そうのはずなのですが、ではいったいどれだけのクルミができて、どう運ばれるの

か。ちゃんと調べてみたいと思いました。

それで東京環境工科専門学校 の学生さんの協力を得て、1本のクルミの下に落ちているクルミを

全部数えました。数えるだけでなく、位置も調べました。また今年落ちた実には針金でマーキング

しました。

 

その後、訪問するたびにその点検をすると、確かに動かされたり、消失したりするものがあり、リス

やネズミが動かしていることがわかります。

誰がくるかを調べるためにクルミを置いて、その前に自動撮影カメラをおくことにしました。

そのためにスギの根もとにあるスギの枝葉を除こうとしたら、そこにたくさんのネズミの食べあとの

あるクルミがありました。たった1本の木の下にたぶん百をゆうに越える数のクルミがありました。

長年の「貯蓄」だなあと思いました。

 

 

111207_afannokurumi.jpg

写真1:アファンの森のスギの根もとに貯められていたクルミ

 (東京に持ち帰って撮影)

 

 

        111213_kurumi_nezumi.jpg              111213_kurumi_risu.jpg


        写真2:ネズミの食べあとのあるクルミ                    写真3:リスに割られたクルミ

 

 

 

自動撮影カメラといえば、11月にケンポナシを置いたところ、キツネとテンが訪問しました。

 

111207_kitsune.jpg          111207_ten.jpg

          写真4:キツネ                     写真5:テン

 

 

ケンポナシはたいへん変わった「実」を着けます。

「ナシ」というくらいで、甘くよい香りのする実です。ふつうの多肉果実は子房の発達したものが多

いのですが、ケンポナシはなんと果実を支える柄の部分が肥厚して、カリントウのようになって

「果実」と同じような働きをします。その先端にある丸いのが種子が3個入っている本当の果実です

が、ケンポナシの場合、果柄を果肉がわりにして動物に種子を食べさせます。

 

111207_kenponashi.jpg

写真6:ケンポナシの「果実」

カリントウのような部分が果柄で先端の球状のものが種子(3個入っている)

 

ガマズミやカンボクなど赤くて目立つ果実は鳥の目にとまるように派手で、枝に長いことついていま

すが、ケンポナシやサルナシは色が地味で早めに地面におちて、よい匂いを出します。これは哺乳

類に種子を運ばせる作戦に違いありません。

でもケンポナシは東アジアの一部にしかないため、調べられたことがないのです。

今回初めて哺乳類が食べにくる写真が撮れました。ささやかな「世界初」で、私はその夜、ワインを

おいしくいただきました。

 

 これとは別の自動撮影は夏から継続していますが、今回、若いオスジカとイノシシ、それにまるま

るとふとったタヌキが2匹写っていました。オスジカは枝角が3本で、これから4本になります。

 

111207_osujika.jpg  111207_inoshishi.jpg  111207_Tanuki2hiki.jpg

     写真7:オスジカ          写真8:イノシシ          写真9:タヌキ

 

人間でいえば成人したばかりというところです。シカはこれまでも写真に撮っていましたが、今回初

めて糞を確認しました。いくつかの植物に食べ痕を見ていますが、堤さんによるとツリバナに食害が

出ているそうです。私はアオキを心配しています。房総ではほとんどなくなってしまいました。

 

 森は着実に季節のねじを巻きながら、季節おりおりのドラマを見せてくれます。 

 

(高槻記)

 

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麻布大学 野生動物学研究室の皆さん

高槻成紀先生が担当されている研究室で、いくつかのご縁が重なり2009年の6月からアファンの森での生き物の調査にご協力いただいています。

2010年3月には麻布大学とアファンの森財団が「学術交流協定」を締結し、一層の協力を進めることになりました。「森林管理が生き物のつながり(リンク)に与える影響を科学的に実証する」を全体のテーマとして、毎年学生が調査研究フィールドとして活動しています。

 

 

9月25日は東京環境工科専門学校の学生さんにも手伝ってもらってオニグルミの調査をしました。

1本のクルミの木の下に落ちているクルミの位置を全部調べました。

 

                  【クルミの位置を調べる学生の皆さん】

110925_kurumicyousa14_10.jpg

 

 

ぼたぼたと落ちている今年のクルミのほかに去年までのものでリスに食べられたもの、ネズミに

食べられたものもあります。

 

   【リスに食べられたクルミ】                     【ネズミにかじられたクルミ】

110925_kurumirisu_15.jpg 110925_kuruminezumi_15.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「人海戦術」はすごいもので、わりあい短い時間でできました。

学生の皆さんありがとうございました。

  


8月に自動撮影カメラの前にクルミとヤマボウシの実をおいて、リスかネズミかが食べにくるのを

撮影することにしました。今回いったらクルミが動いていて、ヤマボウシの実はなくなっていました。

「リスが来たんだ!」と楽しみにカメラのデータをみたら、なんとタヌキ君が来ていました。

 

 

                       【カメラに写ったタヌキ】  

110918_tanuki.jpg 

 

 もう少し継続して調べる予定です。

 

 (麻布大学野生動物学研究室)

 

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麻布大学 野生動物学研究室の皆さん

高槻成紀先生が担当されている研究室で、いくつかのご縁が重なり2009年の6月からアファンの森

での生き物の調査にご協力いただいています。

2010年3月には麻布大学とアファンの森財団が「学術交流協定」を締結し、一層の協力を進めること

になりました。「森林管理が生き物のつながり(リンク)に与える影響を科学的に実証する」を全体

のテーマとして、毎年学生が調査研究フィールドとして活動しています。

 

 

このところ夏がぶり返したような暑さが続いていますが、季節は確実に秋に近づいているようです。

アファンの森の一角にあるカヤバ(萱場)にはたくさんのススキが穂を広げていました。

 

 

110915_Susuki.JPG

 

 

この日(9月15日)、麻布大学の高槻研究室のメンバーがカヤバで調査を行っていました。

高槻研がアファンの森で行う調査にも様々な目的があり、それぞれに内容も異なります。 

 

110915_Chousa1.JPG

 

 

ここでは1m四方の広さのススキを刈り取り、そこに生えているススキ以外の背の低い植物の

種を特定し、それらのバイオマス量を計量するために採取したり・・・。

細かな作業を4人の学生(全員女子)と高槻先生とがテキパキと進めていきます。

 

 

110915_Chousa2.JPG 110915_Chousa3.JPG

 

カタバミ、メドハギ、ヨモギ、アオイスミレ、ゲンノショウコ、ナワシロイチゴ、ホソバヒカゲスゲ・・・

たった1m四方の場所から、あっという間に10種以上の植物が数えられました。

 

          知らない人には一見地味で大変そうな作業に見えますが、

             実はとても楽しく、発見に満ち溢れいるのデス。

      ただし、興味とモノの見方一つでツマラナイものになってしまうのですが・・・。

 

 

110915_Yabukiri.JPG

 

  

  カヤバの外に出ると、枯れたタラノキの幹にとまったヤブキリがじろりとこちらを見ていました。

 

         「そんなところで油売ってないで事務所に帰って仕事しろっ!」

 

            たぶん、そんなことは言ってなかったと思いますが・・・。

 

               「スミマセン タノシカッタモノデ ツイ ・・」 

 

 

 

(黒姫事務局 堤)

 

晴天が続きます。

今日もクモ調査に来ているアライさんと森で昼食。

先日おこなった下草刈りが、クモの生活環境に与える影響について聞いてみました。

結果は「悪い影響はない」とのこと。

 

 

理由はいろいろありますが、大人数で広い面積の草を一気刈り取るのではなく、

少人数でそんなに広くない面積の草を刈り、隣接して草を刈り取らない環境が

残っているからだそうです。

草ムラと草を刈った環境が隣接して存在することになり、一時的にしろ

環境が多様になった分だけクモにとってはプラスの面もあるとのこと。

 

 

110907_InazumaHaetori.jpgそんな話をしていると、足元に1匹のハエトリグモが

やってきました。あまり見かけないクモです。

名前を尋ねると「イナズマハエトリです・・・」と

教えてくれました。

ずいぶん威勢のいい派手な名前です。

胴体の模様が稲妻(イナズマ)に似ているからだそう。

 

 

動きが素早くてやっとうまく写真が撮れませんでした。

何せイナズマですからね。

 

 

 

 

110907_TsuriganeNinjin.JPG草刈りの終わった場所にツリガネニンジンの花が

咲いていました。

すべての草を刈り取るわけではなく、種類によっては

こうして残すものもたくさんあるのです。

 

 

 

 

 


(黒姫事務局 堤)

6月上旬にセットした自動撮影カメラを7月8日に回収したら、

 

  ツキノワグマ(残念ながら顔は写っていませんでした)  イノシシ  ハクビシン

 

ツキノワグマ(残念ながら顔は写っていませんでした)、イノシシ、ハクビシンが写っていました。

設定がよくなかったらしく、日時は不明ですが、

夜の世界は野生動物がいきいきと動いているようです。

 

クマがいま動いている動かぬ証拠ですから、森に入る人は十分気をつけてください。

 

(麻布大学野生動物学研究室)

 こちらもどうぞ→「野生動物学研究室 活動のブログ

 

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麻布大学 野生動物学研究室の皆さん

集合写真高槻成紀先生が担当されている研究室で、いくつかのご縁が重なり2009年の6月からアファンの森での生き物の調査にご協力いただいています。
2010年3月には麻布大学とアファンの森財団が「学術交流協定」を締結し、一層の協力を進めることになりました。
「森林管理が生き物のつながり(リンク)に与える影響を科学的に実証する」を全体のテーマとして、毎年学生が調査研究フィールドとして活動しています。

 

7月8日から11日にかけて麻布大で調査に入りました。

 

ヤマボウシの花    ニワトコの果実  

ヤマボウシの白い花と、ニワトコの赤い実が印象的でした。

 

今年は3人の学生が調査に取り組んでいます。

 

学生が観察をしています   弥生池のササ  

 

嶋本さんは群落調査と環境測定。

今回は25のプロットでデータをとりました。森林管理が下生えにいかに強い影響を与えるかを示すいいデータがとれました。

アファンの森の春を2回体験しましたが、

春は短く、一方大学は忙しく、スミレが咲くのちょうどよいときをはずしているかもしれません。

 

 

アオイスミレ   アオイスミレ 側面

アオイスミレ

麻布大学の野生動物学研究室です。

アファンの森で動植物の調査を初めて2年が過ぎました。ときどき調査のようすなどを報告させてもらおうと思います。

 

草地で集合写真

今年度は3人の学生が調査をすることになりました。

一人は卒論を継続発展させようと大学院に入った嶋本さん、あとの二人は研究室に入りたての3年生の佐野さんと池田さんです。

ニコルさんに言わせると「なんでかわいい女の子ばっかりなの?男は何をしてるの!」とのこと。

 

 

 

5月上旬と6月上旬にお邪魔しましたが、この1ヶ月の変化は劇的でした。5月にはコブシが、6月はミズキとクルマムグラが印象的でした。

 

タニギキョウ

 

 

 

 

 

タニギキョウ

今日、アファンの森でフクロウがこれまでに使った2つの巣に"巣床"を戻す作業をしました。

フクロウが使った巣の底には腐葉土のようなものが堆積しています。
私はこれを巣床とよんでいます。
人間が巣箱をかけても、この巣床がないとフクロウは営巣してくれないそうです。


今年の夏、アファンの森で植物と動物の関わりについて調べてくれている大学の研究室
のメンバーがこの巣床を持ち帰り、中にたまったペリットの分析してくれていました。
その作業が終わり、来年もフクロウがこの巣を使ってくれるようにと巣床を元の場所へ
戻したのです。

 

フクロウは餌となるネズミなどの動物を丸ごと飲み込みますが、消化できなかった骨や毛は
胃の中で塊となり口から吐き出されます。この毛玉のような塊をペリットと言います。

この巣で育ったフクロウのこどもが吐き出したペリットをていねいにほぐし、中から出てきた
ネズミの頭骨などから餌となった動物の種名とその量を調べます。

これにより周辺にいるネズミの種名とその数。
ネズミの餌となるドングリやクルミのなる木がたくさん実をつけたのか、そうでなかったのか。
ドングリやクルミの木の健康状態は・・・。

といったように森の状態が人間にもわかりやすい形で見えてくるというわけです。
これは私たちがアファンの森に手を入れる事によって、森の環境がどのように変化している
のかを知るとても重要な作業の1つです。

  【シラカバの樹洞】

091126_ShirakabaJudou.JPG写真は昨年営巣していたシラカバの樹洞。
自然にできたものですが少しサイズが小さく、卵を温める
親フクロウの尾羽がいつも飛び出していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

     

      【木製の巣箱】                    【巣床の材料を戻します】

木製の巣箱 091126_SubakoModosu.JPG 

  こちらは人間が作った巣箱。スギの木にかけました。
充分な大きさだったと思います。

今年の春、ここから2羽のフクロウが巣立ちました。
昼間、ねむたげな顔をしたこどもフクロウが枝にとまりじっとしている姿が見られました。

 

 

     【ペリットの中身】 

ペリットから出てきたネズミの頭骨 写真は昨年見つけたフクロウのペリットから出てきた
ネズミの頭骨と毛です。

ネズミが増えすぎると、冬場に餌が不足して苗木の
根をかじるなど森への悪い影響がおこります。
フクロウはネズミを食べ、増えすぎないように調整する
働きもしてくれています。

この森にとっては、とても大切な仲間なのです。

 

 

(事務局 堤)

鳥居川での調査作業7月18日からの三連休に、今年で4年目になる水生生物の調査が行なわれました。

 

世の中はETC1,000円効果もあってにぎわっている中、

調査隊は、午前中はアファンの森や鳥居川に胴長をはいて「ガサり(網を突っ込んでガサガサすること)」、午後は採取したサンプルを生物と落ち葉や砂などとを仕分け、顕微鏡で見ながら同定(種を特定すること)をします。

地道で、細かい作業が続きます。

 

調査結果だけ見たら、「へ~、そうなんだ」程度かもしれませんが、こんな大変な作業があって得られていることが分かると、改めてその結果の重さがわかります。調査隊の皆様には頭が下がる思いです。

 

アファンの森も、これまでかけた時間と作業量は、アファンの森に身を置いただけでは想像しにくですね。ニコルが言っているように「見えないところがとても大事」なんですね。

 

そうそう、生き物も見つけただけで終わりにしないで、

・どうしてそこで見つけられたのか?

・そこで何をしていたのか?

など、どんな暮らしをしているのか見えないところに注目すると、深まってがぜん面白くなります。

おすすめです。

 

協力 : 人と自然の研究所

巣箱から巣立ちそうなフクロウのヒナ

 

左の写真、どんな状況だかお分かりになりますか?
(写真をクリックすると別ウィンドウで大きく開きます)

 

 

 

 

 

そうです、フクロウのヒナが巣箱の入口から顔を出しているところです。

順調に育っています。

(事務局 河西)

アファンの森では、生き物の調査も実施しています。

人の手で再生された森を、そこに生息する生き物達に評価をしてもらう、そんな意図で実施しています。

「アファンの森の住み心地はどうですか?」と生き物たちに尋ねているわけです。

 

具体的には...

・確認できる鳥類のリストアップ

・フクロウの繁殖の状況確認

・トラスト活動で新たにアファンの森に加わった場所の測量作業や、植生の調査

・小型哺乳類の生息状況の調査

など、フィールドワーカーの方々にご協力をいただいて始まっています。(実際にご協力いただいている皆様、ありがとうございます。)

 

事務局員もできる調査活動は自分たちで実施します。

今日は、そのひとつ春植物の調査を実施しました。

 

群生するニリンソウ林床(森の地面)に咲くスプリングエフェメラルの中で目立つ数種について、

・どこに

・どれだけ群生しているか

を地形図に記録していきました。

 

地道な調査活動があって始めてデータが得られ、資料になっています。

エンレイソウ

アファンの森は再生途中のまだ若い森なので、老木などの木の穴を利用する小鳥たちのために、また、アファンで繁殖する小鳥を調査するために巣箱をかけています。今年も繁殖期の前の小鳥の巣箱掃除を行いました。

subako1.jpg

巣箱に入るのは小鳥ばかりではありません。これはキイロスズメバチでしょうか。立派なハチの巣ができていました。繁殖期に一度どんな鳥が入っているのか巣箱をのぞかせてもらうのですが、これはぶんぶん音がしていたので開けなかった巣箱です。開けていたら大変なことになっていたところでした。

 

 

 

 

 

 

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この巣箱は鳥が利用していたようですが1種類だけではないようです。一番最初は木の皮が重ねられていたのでゴジュウカラが使ったようです。そしてそのあと、苔を使った巣が重ねられていたのでほかのシジュウカラなどのカラ類が入ったようですね。そして、広げられた巣穴。これはアオゲラというキツツキの仕業だと思われます。繁殖期以外に人家の木の壁にも穴をあける鳥ですが、なぜこんなことをするのかは不明です・・人にとっては迷惑なイタズラですが、理由を知っている方がいたらご一報ください。そしてこの巣箱は作りなおしとなります。

 

 

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巣箱の中には忘れものもあります。小鳥の卵です。イースターの卵のように、下のほうに小さな穴があって中身はありませんでした。卵が巣に残っていることは珍しいので、なぜ残っているのか、想像すると興味深いです。

 

 

 

 

 

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巣箱をあけるとふたのところに小さなハチの巣が。巣箱の中からみると天井に下げられたランプのようですね。

 

 

 

 

 

 

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この巣箱は小鳥が巣として使っていたようで、巣材が入っていましたが、爬虫類の卵のようなものも入っていました。もしヘビの卵だったらなにか繁殖期にすごいドラマがありそうですね。

 

 

 

 

 

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この巣箱にも苔の巣材が入っていましたが、それをとると下にいたのはテントウムシでした。ふかふかの布団の下で越冬していたようです。まだ起きるには寒い季節ですね。

 

 

 

 

 

私は専門家ではないので、どんな生き物がどのように巣箱を使っていたのかというのは正確に判断はできませんが、落ち葉が敷き詰められていた巣箱など、小鳥の繁殖用に作った巣箱が鳥のほかにもネズミなどの哺乳類、ハチやテントウムシなどの昆虫、そして爬虫類など、すべての季節に何らかの生きものが入れ替わり立ち替わり利用している様子がうかがえました。ちなみにダニも毎年使っているようで、私の左腕は今回も6か所の虫刺さされを記録しました。
今年もどんな生きものが利用してくれるのか楽しみです。

 アファンの森の中にある「弥生池」の水を抜き、底にたまっている泥を上げる作業を行いました。

 アファンの森の活動が始まった当初、谷地環境だった場所に人の手で造成されたのが「弥生池」です。土壌中の水分の逃げ道として、生き物の生活場所として造成されて20年近くになります。これまで底にたまった泥を上げることはしてきませんでした。
 
 かつてニコルは「僕は夏になると弥生池で泳いでいたんだよ」と言っていましたが、現在池の水は濁っていて、ちょっと泳ごうという気になりません。また、底にたまった泥を畑に利用してみたい、という話も出て思い立ったら吉日、実行に移してみました。 

・農業用のため池で行われている「かい掘り」同様、水を抜き、底にたまった泥の一部を 畑の肥料と して利用してみよう。
・そして、水の変化(生き物の変化)を見てみよう。
・水生生物の調査が進み、今後生き物の視点から弥生池に手を入れることが考えられるので、まずは水を抜いた様子を見てみよう。

 という目的で、多くのボランティアの方々にお集まりいただき実施しました。幸い天気もよく暖かい日だったので、ストレス少なく作業をすることができました。

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   生き物をレスキューし(一部は美味しくいただきました)、いろんなことを試しながら、バケツリレーで泥上げしてみました。発電機とポンプも用意し松木さん中心に試してもみました。
 
 上げた泥は、このまま水分を飛ばして、ころあいを見て畑に撒く予定です。

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 場所によってはお尻の高さまでたまっていた底泥。全部上げるには、別に作戦を考える必要があることや、水の抜き方、使いやすい道具、など松木さんの頭の中だけにあったものが、今回の作業で実際に目にすることができたことは今後につながることでしょう。

 作業に関わっていただいた、人と自然の研究所の皆さん、ForestThreeの皆さん、アファンの森財団のボランティアの皆さん、東京環境工科専門学校の有志学生の皆さん、ご協力ありがとうございました。

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 11月22日からの三連休に、2004年度に造成した水路など、水環境を利用している水生生物の調査を行ないました。
 7月に行った調査の冬版です。ちょうど雪が積もった寒い日に当たってしまい、夏とは正反対のとても寒い中の現地採取作業となりました。

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 こうして採取されたものを、室内で「ソーティング(生き物とそうでないものとを選り分ける作業)」をします。

 

 

 

 

 

 

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 これを、写真のように実態顕微鏡と検索表とをにらめっこしながら同定をしていきます。

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 上の写真で顕微鏡の右にある白いトレイをアップにしたのが左の写真です。体の大きさが1cmほどの生き物を、1頭づつ顕微鏡でチェックしています。
 
 毎回10人程の調査員の方々が、合宿体制でいらしてくれます。
 ありがたいことです。

協力 : 人と自然の研究所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アファンの森全域に、20mごとに格子状に線を引いて、このメッシュごとに情報を扱おう、と進めているわけです。

 今日は、現地の目印となる立木などを地図に記録する作業を、ボランティアの方に手伝っていただきながら進めました。探りながらの作業でしたが、皆さんの協力あってスムーズに進みました。

 森の中で何か出来事があった場合、目印を記録した図面を持ち歩いていれば正確な場所が記録できるわけです。アファンの森全域にはまだまだたくさんの作業が必要ですが、少しづつ進めていきます。

 Aさんご夫妻、Aさん、Tさん、Yさん、ご協力ありがとうございました。

 7月19日からの三連休に、2004年度に造成した水路など、水環境を利用している水生生物の調査を行ないました。
 どの調査もそうですが、とても地道な作業があって初めてデータが得られます。この水生生物調査も、同じ地点で40回網ですくって捕獲し(この時期は胴長がムレムレです!)、小さな生き物も見逃さないようにより分け(この作業がとても大変なのです!)、実体顕微鏡でチェックし種類を確定する。これを複数の地点で実施しています。こうして得られたデータから、トンボの種数が増えていて水周りの環境が良くなっている、という事が昨年いえたわけです。

 今年は、さらにおもしろい結果になりそう、とのこと。楽しみです。

協力 : 人と自然の研究所

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 4月の最初に引き続き、現場にメッシュの交点を落とす作業を行なっています。

4月21日?22日、4月28日とご協力いただきながら、地道にポイントを落としました。
まだ作業は続きます。ボランティア登録いただいている方にはご連絡申し上げますので、ご協力よろしくお願い申し上げます。

協力 : 人と自然の研究所、ボランティアの飯塚さん、米山さん、木戸さん

 アファンの森は測量して、地形図が作られています。この地図があるので、実際にアファンの森で起こった出来事の場所が記録できます。生き物の情報、作業の情報、などなど。また、その情報を間違い無く共有することもできます。

 この地図にメッシュを切って、そのメッシュ単位で情報を管理しようとしています。しかし、地図上で場所を特定するのはなかなか難しいことです。
 ですので、このメッシュ地図と現場をつなげる作業として、メッシュの交点を現場に落とす作業を行いました。(この説明で、なんとなくお分かりいただけますでしょうか?)

 現地調査作業というものは地道な骨の折れる作業です。雪が残る中、メジャーと記録用紙を手に目印となる樹を決め、計測し、記録する...。これを繰り返します。ご協力いただく方々には頭が下がります。

協力 : 人と自然の研究所

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