今日アファンの森で見つけたのはノウサギの足跡です。肉球までしっかりみえました。じっくりと見ると、ペットで飼われているウサギより大きいことがわかります。足の大きさ、小型犬くらいはありそうです。
追いかけてみると、人が降りる時に躊躇しそうな急斜面を下り、小川も渡っていました。野生のたくましさを感じますね(t)
「会員の集い」にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。どんなひと時でしたでしょうか。
そのアンケートでお伺いしておりましたが、少し言葉不足でしたのでこの場を借りて補足させていただきます。
財団のクレジットカードを作ることを検討しています。
独自のデザインが可能なので会員の証しとなり、カードで支払った金額の一部がカード会社から財団へ寄付されます。公共料金などもクレジットカードで支払うことができ、カード使用者にも年間の利用金額に応じて商品券などとしていくらか返ってくるようです。カードの年会費は無料です。
クレジットカードのトラブルはよく耳にしますから、あえて新しいカードをこれから作ることは考えにくい、と私自身が思うのでまずは会員の皆様に聞いてみようとアンケートに入れさせていただきました。
私自身が試してみればいいですね。
新たに作ってみてもいいなぁ、と思えるようなアイデアを自由に考えてはみるものの(木材のカード、など)なかなかこれ、というものがないです。もし何か良いアイデアなどございましたら、「お問い合わせ」のページから教えていただけると助かります。よろしくお願いいたします。
(か)
2007年1月27日に東京都庭園美術館の大ホールにて「会員の集い」が行なわれました。「改めて財団のおもいをお伝えする」&「交流」をテーマに開催をいたしました。おととしの12月に引き続き2回目の開催でした。
会員の皆様140名程の方にお越しいただきました。北は宮城県、南は岡山県からお越しいただいた方々もいらっしゃいました。
前半は、改めて財団の根幹部分の経緯やビジョン、2006年の活動をお伝えし、5年目の節目でもあるのでスポンサー企業のご紹介をしました。後半は交流の時間として、ニコル理事長、松木理事が18ある各テーブルをまわり会員の方々と握手を交わしたり、活動の様子を展示しているスペースでは調査に携わっていただいている方にもお越しいただき「アファンの森の生き物のメッセージ」を会員の皆様にお伝えいただきました。会員同士でお話が盛り上がっていたテーブルもありました。
支援いただいている方々へ、改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
(写真協力:池田恭久、栗原賢治)
明日の会員の集いのために、一足先に車で東京へ移動してきました。
東京はあたたかいですね。ぬるいと言う表現の方が合っていますでしょうか。感覚的に「このままで大丈夫なのかな...」と感じます。
気象庁のHPに「2006年12月の世界の月平均気温は、統計を開始した1891年以降で最も高い値になりました。」とありました。数字も物語っているようです。
(か)
ニコルさんの故郷、英国ウェールズにある姉妹森、
「アファン森林公園」から写真が届きました。
黒姫のような一面の雪景色、雪の枝にとまるコマドリに似た小鳥、
夏、森の中を散策する人々、木工をする人、パフォーマンスをする人、
上半身はだかで森林整備をする人、(蚊とかトゲとか大丈夫なんでしょうか・・)
森が再生され、そこに集う人や動物たち。
日本のアファンの森の将来もこのようであってほしいなあと思いをはせながら、
まずは行ったことがないので見に行くだけの旅費をためなくてはいけませんね。(t)
英国ウェールズ「アファン森林公園」
C.W.ニコルの故郷、英国ウェールズで石炭の採掘とその後の廃坑のために荒れ果てていた森が、緑を回復しようとする人たちの運動によって、みごとによみがえったことを知り、そのことに感動したC.W.ニコルは、長野県に小さな森を買い、「アファンの森」と名付けて、自分の足元から、森の再生活動をはじめる勇気をもらった場所です。
2002年、財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団とウェールズのアファン森林公園が姉妹森になり、その記念にアファン森林公園に「カンジウッド」という場所ができました。日本の樹木で作られた彫刻「森」がシンボルです。
http://www.neath-porttalbot.gov.uk/afanforestpark/japanesegarden.cfm
今日は一日ミーティングをしていました。普段東京にいる運営に直接関わっている理事に信濃町まで来てもらって、懸案事項などを前進させるべく検討をしておりました。
考えていることを口に出すことは自身の頭を整理し内容が明確になる感覚があります。また、普段とは違う人と話をすることが風通しをよくして視野が広がることも実感した1日でした。特に私は仕事の多くの時間をパソコンの前で過ごしているため、そんな実感があったのだと思います。
"心の森"プロジェクトのポイントの1つは「アウトプット」です。話をすること、絵を描くこと、泣くこと、したいように体を動かすこと、...。出せば受け取れるスペースが大きくなります。コミュニケーションの始まりでもありますね。滞ってたものが転がりだすきっかけのような気がしています。
(か)
この冬は今のところ雪が少ないです。アファンの森もカンジキなしで歩けるぐらいです。
生活するには、雪下ろし、雪かきなどの作業が軽減されずいぶん「らくらく」しています。一方で宿泊業の方やスキー場の方はハラハラしているようで、実際にキャンセルなども耳にします。
「今年はおかしいね」といい始めてもう何年もたっています。毎年のように言っていませんか?どうも心穏やかでないのは私だけでしょうか。正しい知識が足りず、イメージだけでとらえて懸念を見ているともいえるでしょう。改めて地球温暖化について本当のところをとらえてみようと考えています。映画も公開されるようですし。。。
(か)
昨日からの続きです。もう1つ引用を。。。
『自律神経機能がバランスよく機能している時に、人は身体が健康で快適な気分で生きることができる。森林浴は、人の自律神経機能を良いバランスへと変動させることに効果があることが示唆された』(本間請子,森林浴が人の心身に及ぼす効果?その医学的実証?,AROMA RESEARCH(Vol.6/No.1),2005)
昨日の講師だった本間先生が発表されたレポートのおわりに書かれていた内容です。「良いバランス」がポイントですね。何かが増えたり減ったりするのではなくバランスが整うようです。
森(認定されたコース)があって、認定されたトレーナーが共にいてくれて、やはり認定された宿がもてなしてくれて、自然環境に目が向いているお医者さんもいる。。。
どうでしょう、活用してみてはいかがでしょうか。時間もお金も掛かりますが「健康で快適な気分で生きる」実感は大切なことだと思います。きっと「失われた時間をとりもどす」ことができると思います。
癒しの森プログラムでアファンの森を利用することはありませんが、情報交換やトレーナーの方にアファンの事業にご協力いただいております。また、参加後に事務所にお寄りいただいても大丈夫です。特に何があるわけでもありませんが、平日であればお茶の一杯ぐらいは出てくるでしょう(笑)お気軽にどうぞ。
(か)
癒しの森』に関するお問い合わせは...
信州・信濃町役場 農林課 癒しの森係
〒389-1392
長野県上水内郡信濃町大字柏原428?2
電話 026-255-5925(直通)
E-mail iyashi@town.shinanomachi.nagano.jp
ここ信濃町では「癒しの森」事業が行なわれています。
『豊かな自然環境を守り、住民の皆さんだけでなく観光や保養に訪れる方にも癒しを実感していただく、全国に類をみない保養型観光地を目指して、「癒しのまちづくり」を進めています。』(HPより)
ヨーロッパでは体調を悪くすると、森へ出かける習慣がごく日常的にあります。ドイツのクナイプ療法などは代表的ですね。多く聞かれるようになった「森林療法」を日本でも、という動きです。全国でも先駆的なのです。林野庁の進める「森林セラピー」制度がありますがそれよりも先に動き出しています。多くの方が訪れ、心身ともに良い状態になり日常へ戻っています。
この事業を医療面から支えていただいてる本間先生(日本アロマセラピー学会理事)の「アロマオイル」についての勉強会がありました。医学的な講義ではなく「日常の中で上手に使いましょう、でもこんなところには要注意」という生活の中で取り入れることをイメージできる内容でためになりました。ちゃんと知らないと危険であることや、ティートリーはアボリジニが日常で使っていて、いろんな場面でうまく使うといいことがいっぱいある、など。
「人間が人間になってからの500万年の間、人間が生活してきたのは自然環境でした。(中略)人間の生理機能は、脳も、神経系も、筋肉も、肺も、消化器も、肝臓も、感覚系も、すべてが自然環境のもとで進化し、自然環境用につくられています。全く不自然な都市での生活は人間の資質にさまざまな影響を及ぼすことが想像されます。」(「おはなし生活科学」佐藤方彦.日本規格協会.1994)
つづく (か)
今日の日記を書く前に...
昨日の日記は「年賀状は送らないで」とお伝えしたわけではありません。誤解を生んでしまったようで大変失礼いたしました。日常生活の中で「おやっ?」と思ったら、エネルギーは必要だけれど調べる、考える、行動に移す、など流さずに取り組むことが今の地球環境をよくする一歩につながるとお思うんです、ということでした。
さて、改めまして今日の日記です。
森での活動と並行して、森以外でもいろいろな活動をしています。先日のエコプロダクツでのブース出展や、ニコル理事長の公演に同行して事務局から活動紹介をするなど。
隣接する土地の地主さんに「譲っていただけませんか?」と交渉に出かけるのもそのひとつです。今日もある地主さんのところへ出かけてきました。話はまとまりそうなのでホットひと安心です。財団の活動の意義が伝わったと実感もでき嬉しいものです。
隣接している土地は一区画が0.3ha前後でそれぞれ地主さんが違います。一気に数十haの土地を譲っていただくことは難しく、じわじわ広がっています。もっとも、手に入れた後松木さんを筆頭に手を入れていかないと意味がないのでゆっくりでも良いのかもしれませんが、分身の術が使えるといいなぁとも思います。
まずは現在の体制で維持管理できる50haの豊かな森を目標に、じわじわと交渉し整備をしていきます。
(か)
昨日の日記でも書きましたが、たくさんの年賀状をいただいております。いろいろなデザインがあり、見ているだけでも結構楽しいものです。
郵便システムが整う前の江戸の時代から新年のあいさつを書状にして送るという事が行なわれていたとか。電子メールが発達した今、年賀状を書く人は減ったようです。電子メールのグリーティングカードもたくさんの種類があり、これまた楽しいもので、紙の消費量を減らすために利用されている方もいらっしゃるでしょう。平成18年度の年賀はがきは約40億2000万枚発売されたそうです。官製はがきのリサイクルの試みも行なわれていますね。皆様どうお考えになりますか?
習慣に一石投じることはエネルギーも時間も掛かります。ただ、考えなしにごく当たり前に行なわれてきたことが、実は森林環境にダメージを与えていた、という事例はこれまでもありました。「おかしな気候ね」と毎年のように言われている今、「おや?」と思った時が地球にとって吉日のようなきがします。
「そういえば、年賀ハガキも紙だよなぁ...」そんな一言がきっかけに...
(か)
長めのお休みをいただいておりましたが、本日仕事始めで事務局3人も久し振りに顔を合わせました。爆弾低気圧による大雪も心配されましたが、30cm程度の積雪で「えっ」と拍子抜けしでした。今日は暖かくどんどんとけていました。地震もありましたがさして揺れなかったようで、私は気が付かず「地震大丈夫だった?」と聞かれて始めて地震があったことを知ったという具合です。
多くの年賀状をいただきました。ありがとうございます。日頃お世話になっている企業の方々、心の森に来てくれた子ども達、会員の方、などなど。懐かしいお名前もありました。近況報告、財団へのメッセージ、今年のコミット、などなど内容はさまざまです。
2007年、皆様はどんな年にされますか?「こんなふうになればいいな」と想像するのは自由なので、いろいろと思い描いてみてはいかがでしょう。また、思い描いた内容を友人に話をしたり、絵にしてみたりすると実現に近づくようです。実は、私自身"心の森"のアートセラピーで子どもたちの前で絵にし、言葉にしたことが実現しているんです。
財団の2007年は設立5年目が終わり、6年目に入ります。「まとめ」と「前進」の年です。今日は改めて財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団のビジョンをお伝えしたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
(か)
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ビジョン
光に溢れ、自然の生み出す豊かな色彩と音に満ちた森。
どっしりとした巨木の立ち並ぶ美しい森。
風の奏でるしらべや、おしゃべりでもしているような楽しげな水の音の絶えることのない森。
クマがゆっくりと餌を食べられ、その他の動物や鳥、昆虫、草花などあらゆる生命が息づいていた豊かな森。
それでいて人も散策を楽しみ、森の空気をいっぱいに吸うことのできる森。
こんな森を思い描いています。
このように、さまざまな動植物と人とが共生できるような森づくりから入り、最終的な目標としては、人の営む社会が森、川、海といった自然の循環に沿った、自然と共生する社会となるようなシステムを構築することをめざします。
北には流氷があり、南にはサンゴ礁のある元来多様性豊かな日本に豊かな森が広がり、健康で平和で、心豊かな国、社会になることを思い描いています。