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アファンの森は今


2007年12月

 今日が仕事納めです。
 掃除をして心なしか明るくなった事務所でこの日記を記入しております。

 今年もこのホームページに足を運んでいただいてありがとうございました。夏には更新が滞る楽しくない状態がありましたが、それにもかかわらずお問合せ、入会申し込み、サロンへの投稿など多くのアプローチをいただきました。改めて感謝申し上げます。

 今年は皆様にとってどんな一年でしたでしょうか。
 アファンの森は、新たな会員さん、夜の森を子ども達と一緒に味わう、アナグマが森を訪れ、地元の方向けの見学会には大勢お申し込みいただいたり、と新たなお付き合いがたくさん生まれた年でした。新しくお付き合いいただいた方も、これまでずっと支えていただいている方も、今後もよろしくお付き合いください、お願い申し上げます。

 本年ももうすぐ終わりです。
 どうぞ、心穏やかによい年をお迎えください。

 感謝を込めて
 事務局一同

 今日、アファンの森の鳥をチェックしつつ、一回りしてきましたのでその様子をお知らせします。とても天気がよく、気持ちが良かったひと時でした。

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 森に到着してまずチェックするのはココです。
 
 ご存知「松木小屋」
 
 軽トラックは見当たりませんが、煙突から煙が出ているのでどうやら森に寄ったようです。

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 ゲストハウス前から森の奥を望みます。
 
 積雪は20cm程度です。昨年に続いて今年も雪は少ないですね...。ただ、年末年始は大荒れの天気で、30日の積雪予想が45cmとありました。

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 今年沢山の人たちを迎えたティピー裏の広場。今は静かなときを迎えています。つわものどもが夢のあと、と言うところでしょうか。雪が積もると、独特の静けさが感じられますね。

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 ティピーの裏から望める黒姫山です。
 葉っぱがない時季だけ眺めることが出来ます。
 雪をいただいた独立峰はキレイですね。

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 軽トラックを発見。松木さんです。
 周辺に姿はありませんが、足跡が山の上の方へ伸びていました。
 「道楽」に出かけているようです。

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 この季節も、スギの単層林の国有林とアファンの森との差が出ます。左が国有林、右がアファンの森です。アファンの森は単純に光が良く差し込んで気持ち良さそうですね。

 雪の森での楽しみの一つは「足跡」ですね。雪面に残された足跡から、森の動物たちがココでどう過ごしたのか想像してみるわけです。

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 とは言いつつも、なかなか想像するのは難しいわけで、まずどんな動物の足跡だかわからない事も少なくありません。
 この足跡は、用水を渡る橋にあった足跡です。

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この足跡は分かりやすいですね。ウサギです。3羽いたのでしょうか...。

R0012954.jpg ウサギの横に二つずつ続く足跡がお分かりですか。まさに点々と続いています。。。

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 こちらは何頭か行き来しているようですね。一番右側に見える足跡はリスではないかと思います。詳しい方がいましたらお知らせいただければありがたいです。

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 この足跡は、はっきり五本指が残っていました。タヌキやキツネ、イヌ、ネコなどは指は四本です。イタチの仲間でしょうか?

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 橋の下から上がり、歩いていったイタチ類でしょうか?
 えさを探してさまよっていたのでしょうか。それとも橋の下で食べ物を食べて、のんびり歩いていたのでしょうか。橋のたもとでは土の汚れがついていますね。

 橋のそばは足跡が多く見られます。自動撮影装置、足跡採取キットなどを仕掛けてみると、普段は見ることの出来ない写真が取れることがあり楽しいです。

R0012963.jpg アファンの森は雪が少なめですが冬本番を迎えています。これから来年の4月までこうして雪に覆われ、春の準備をしています。足跡を残す動物達にはエサが手に入りにくい厳しい季節です。その足跡を見て喜んでいる人間はいい気なもんなのかもしれません。人にとっても厳しい季節なんですが。。。
 ウェールズのアファン森林公園では11月半ばからクリスマスまでの5、6週間、レンジャー達が切り出した木をXマスツリーとして販売します。木は保護ネットを被されて駐車場の臨時ショップに並ぶのですが、親子連れ、カップル、老夫婦達に買われてショップもやがて空になります。この売り上げはすべてアファン森林公園の運営費となります。初冬の雨風にも負けずに作業に励むレンジャー達のご苦労が、こうやって再びアファンの山に還って行くのです。
 年末年始は近況を確かめ合うには良い機会ですね。私は仏教徒、Xマスは宗教的には意味が無いのですが、春を待つ喜びには共感しますし、キリスト教文化へ居住している事には感謝していますので、敬意を持ってこの西洋の行事を過ごすことにしています。
 
 97年年末、アファンの山の麓ニースの町へニコルさんの叔母さまグエンさんを訪ねました。小柄で銀髪。当時70代後半でいらしたのですが、そこいらでチンタラグータラしているワカモンなど寄りつけないほどの頭脳明晰な方でした。訪問時は夕方だったので、キュウリ、ハムのサンドイッチをパッパッパッとこさえて、花柄のマグカップに濃いミルクティを入れてくださいました。英国では夕方のお腹がすく時間にいただく軽食をティと呼びます。薄切り白パンの典型的なティは、A・クリスティの小説で読んだことがありましたから、この時しみじみと英国暮らしを実感したものです。
 
 あれから10年。グエンさんはご健在、今年もクリスマスカードが届きました。そして2つのアファンの森は今や姉妹です。変わらない事に安心してみたり、変化を果敢に受け入れてみたり、こうやって歳を重ねていくのだな、と思います。良いお年をお迎えください。
(な)

 今日はクリスマスです。

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 事務局にもたくさんのクリスマスカードをお送りいただき、事務所を華やかにしてくれています。こうして色とりどりのクリスマスカードを部屋に飾って、クリスマスを迎えます。ニコル家はたくさんなので、紐に通してつるしていました。
 
 どうぞ楽しいひとときを。。。
(か)

カーディフを出てしばらくは牧草地が続き、やがて列車は山近くを走ります。最初はとんがり感の針葉樹の緑色の山ですが、20分ほどもするとこんもりしたブラックミルの森が見えてきます。英国内でも珍しい大規模な古代からのオークの森です。

 時は11月始め、森は紅葉途上にて茶色に赤、ところどころ朱混じりのダンダラ模様で、面白い布地を見るようでした。撮影で2度ほどこの森に入りましたが全山これオーク、一体何万本あるものでしょうか、50万平方メートルを伸びるに任せて成長したオーク達は細く不規則に不ぞろいにごつごつクネクネと自由に捩れて、それはもう一種幻想的で、一人でその場に立つには勇気が必要な雰囲気がありました。「赤い靴」にもあるように、西洋のお伽話には森の入り口で妖精が輪になって踊るという場面が良く登場し、そしてその踊りの輪はふいに消えて行きます。ブラックミルは、自然への畏敬に対する人間の深層心理をそそるような森です。

 2006年の7月にはニコルさん達と3度目の森入りをしました。「物語は書いたり演劇にはもってこいだけど、手入れがされていなから近代の森としては不健康かな」とニコルさん。なるほど。こんな思い出を手繰りながら遠くから森を眺めていました。

 ウーエルズの森博士ビル・リナードによりますと、中世の英国では、森の入り口には木の板がぶら下がっていて、森に入る者はカンカンカンと3度叩いて森番に知らせたそうです。3度たたくくらいでは森番には聞こえなかっただろうに、と思うのですが、このカンカンカンは、森に勝手に入らないというルールでもあり、黙って入らないというマナーでもあります。こういうところ、英国らしくて好きです。
(な)

 年の瀬、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 事務所も色々とばたついております。アファンの森は静かな雪景色。。。ほんの少しですが、今の様子をご紹介します。

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 弥生池です。
 雪玉を作って投げてみたら穴が開いたので、まだ結氷はしていません。シャーベット上の氷が水面を覆っていました。

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 森を歩いていると、遠くからでもとても目立つ実がありました。サウンドシェルターのそばにあるカンボクです。

 これだけ目立つなら鳥などに食べられてもいいものを、しっかりと残っています。雪が降るほど寒いので、そろそろえぐみも抜けているのでは?と食べてみました。

 ちょっと酸味が強いけど甘みもあって...
 
 
 うぇ???
 
 
 えぐみが後から来ました。
 どおりで、残っているわけです。。。

 歩いていると、雪面にこんな後を見つけます。

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 パッと見は動物(人間も含む)のおしっこの後です。
 でも、足あとがその周りにないんですね。はて、これは何でしょうね?

 しばらくその場で考えていると、ピチョッと上から水が。

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 見上げると、雪の重みで傾いている枯れかかった木がありました。どうやらこの木の上に積もった雪がとけて、木のエキスと共に雫が落ちているようです。この黄色い跡は、木から出た色のようです。

 いってみれば、木のおしっこでしょうか?
 お食事中の方、失礼しました。

 

 

 

 

 ほんの少しですが、今の様子をお伝えしました。
 雪が降ってはとけ、をしばらく繰り返していましたが、もうそろそろ根雪になりそうです。

 パタゴニア日本支社より、ダウンジャケット類のご寄付をいただきました。

 輸送中に海水が浸水するなど商品としては扱うことができないダメージを受けたものの、クリーニングすれば普通に使用できる物が多くあるのだそうです。
 今回は、その中でダウンジャケット類をご寄付いただきました。貸し出し用の防寒着等として利用させていただく予定です。

 この場を借りて、パタゴニア日本支社様には感謝申し上げます。
 
 パタゴニアHPはこちら
 http://www.patagonia.com/web/jp/contribution/enviro.jsp

 11月初頭、所用で海辺の町スオンジーまで行きました。ポツンと待っていた3両編成の各駅停車に飛び乗って1時間ちょっとの旅。アナウンスもないまま発車する電車に、愛想がないなと心の中でつぶやいたりしながら、するすると動く右手を見れば、7万6千人収容を誇るラグビースタジアムの支柱が堂々と空に延びています。大きなものだねえ。3,4分もすると車窓は都市景観から田園風景に変わり、手前には羊の群れ、遠くには栗毛色の馬が2頭のんびりと草を食んでいます。
 
 閉塞した街を抜け出した開放感でやれやれと背もたれに沈みます。のどかな車窓からは目が離せないのですが、駅毎に乗り込む人々の生きた地方の英語を黙って聴いているのも楽しいものです。次の駅では母音の長いカーディフ弁は消えます。30分してアファンの森が視界に入ってくる時分には、バリーと呼ばれる山間部の人々の、上下変動の大きいアクセントが飛び交います。アファン近郊で採炭に従事した人々独特の、胸の奥から歌うように話す英語です。子連れの若い母親達はバリー弁でファッション情報に夢中です。幼子のはしゃぎ声、たしなめる大人の声。おやつのビスケットの甘い臭い。長野駅からニコルさんの待つ黒姫や、故郷の港町呉線の道中で味わう「地方の快感」を思い出しました。
 
 列車は赤毛や金髪、銀髪、黒髪の皆を乗せてひたすらガッタンガッタン、やがてピーと鳴って終点スオンジーの駅に入りました。明治時代、日本の鉄道は英国から技術導入されました。スオンジー駅はまるで新幹線導入以前の長野駅のようで、セピア色の日本をみたような気がしました。異国でのデジャヴにちょっとおセンチになりました。
(12/14)(な)

 東京ビッグサイトで12月13日(木)?15日(土)行なわれたエコプロダクツにブース出展し、アファンの森財団のことをブースを通るかたがたにお話してきました。

 今回は、ニコルがイオンブースの特別店長となり、期間中2回のトークショーと「マザーツリー」のサイン会を実施していたり、NGOスペースが少し広くなっていたり、東京環境工科専門学校のスタッフもブースにいてくれたりと、今までとは少し違った状況でした。

 新たな会員さんや企業とのつながりをもてれば、と出展していますが、具体的な成果につながるのは難しいという印象を持っています。ただ、アファンの森が財団になっていることを知る人が少なく、まずはアファンの森財団を知っていただく場には効果的かと感じています。

 会員の方もブースにお寄りいただ来ました。田中さんはクマの状況や鳥のことなどをお話し、冨田さんは昨年と同様片付けを手伝ってくれました。皆様ありがとうございました。

 雪が降っては融け、また降っては融けと雪の季節を迎える準備をせよ、と言われているような信濃町の天気が続いています。

 日本の「アファンの森」は英国ウェールズの「アファン森林公園」と姉妹森です。
HP(英語)はこちら ⇒ http://www.afanforestpark.co.uk/
ニコルはときどきウェールズを訪問し情報交換しております。例えば日本で創ったフィールドノートは英国の皆さんにもお渡ししております。

 このウェールズでニコルやアファンの森についての窓口をしていただいている方がおります。その方から「ウェールズ便り」が届きましたので、次のトピックでご紹介します。今後、ウェールズのアファン森林公園、そこで活動するボランティアの方々、周辺の様子などお便りいただけるのでどうぞお楽しみに。
(か)

 「マザーツリー」が発刊されたことで、ニコルの取材が多くあります。この週末もラジオや新聞の取材でした。アファンの森を歩き、事務所に戻ってインタビューとなるわけです。
 
 インタビュアーとの話の中で、いまさらなのですが気がついたことがありました。
 
 
「休」という漢字は 人 が 木 に寄り添っていますね。

「forest(森)」は for rest (休息のために)ですね。

森や木はずっと前から人を癒してきたんですよ。
  
 
事務所の片隅で、一人で感心していました。
皆さん休息されていますか?
(か)

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