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アファンの森は今


2008年2月

【2月15日 つづき】
車での移動中、窓からはウメやサクラが植えられていて、見ごろになっていました。
地面はラッパスイセン(ウェールズの花)もたくさん咲いています。
「ウェールズ便り」にもあるように、タイミングは早いようです。

小一時間すると、レンガ造り町並みが目に入ります。赤茶色の壁に灰色の屋根、広い家は敷地をレンガの壁が覆い、木でできた立派な扉がありました。レンガにはコケがたくさんついていたり、少し傾いていたりする部分もあり、歴史を感じさせます。ソニング独特の風景で、こうした歴史ある家にすんでいるのは少しお金に余裕がある人たちなんだそうです。

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やがてホテルに到着。川沿いのとても雰囲気があります。アンティークの家具がごく普通に使われていて、ホールには暖炉があり、暖かい火が迎えてくれました。白い壁にはたくさん絵が飾られていて、少し狭い廊下と階段を行くと部屋がありました。

 

 

 

 

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一息ついてホールに下りると、暖炉で鳥が焼かれています。
理事に就任いただいたアリスター・ドライバーご夫妻も到着され、一緒に夕食をとりました。
このホテルから見えるテムズ川にもカワウソがもどってきたこと、ロンドン市内では車に引かれたカワウソの死体も確認され複雑な心境になったこと、外来種のアメリカザリガニが入り、それを捕獲する密猟者のわなにカワウソが掛かってしまい命を落としている、など話してくださいました。カワウソをテムズ川に戻すことを夢描いて「川の再生」に20年以上取り組んできたアリスターさんのエネルギーの高さに触れた時間でした。

 

【2月16日】

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朝食後、少しホテルのそばを歩いてみました。
川にはコンクリートは見えず、大小の柳が川際に生えていてます。緩やかに蛇行し、流れも緩やかなように感じました。シジュウカラガンやマガン、カラ類やヒワ類など12種ほどの鳥が観察できたのと同時に、レガッタの練習をしている人もいました。
近年洪水が多発していて、この場所も最近大水が出たとか。それでも人の暮らしと川の距離がとても近いことが伺えました。

午前中はアリスターさんのお宅にお邪魔して、打ち合わせです。
写真を見ながら、大きく3つの川の再生の実績をご紹介いただきました。
ビオトープネットワークの考え方、哺乳類を再生の指標にしていること、
そして、実際に川に手を入れるまでに(政府の説得などで)とても長い時間が掛かっていること、
莫大なお金をかけて大きな再生事業を展開し、生き物がもどってきていることが伺えました。

川の再生の第一人者でありながら、ご夫妻ともどもとても気さくで、
窓からアカトビが飛んでいると、外に連れ出してくれたり、
ユリ・ゲラー(近くに住んでいるのだそうです)の曲げたサイン入りのスプーンを
「すごいよねぇ」と言って見せてくれたり、アットホームな時間でした。
土日はきっちり自分達の時間を過ごしていることも見習うことだな、と感じました。

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アリスターさんと別れ、いよいよウェールズに向かいます。
高速道路(通行料は無料)の左右に広がる風景は「丘」でした。
どこまでも続く丘に生垣が走り、たまに馬が草を食んでいる。
ポツリポツリと見える家は石造りの白い壁。
久し振りに地平線を見ました。
 
高速道路ののり面にコンクリートは見えませんでした。
日本よりも斜度はゆるく、赤っぽい土に木が植えられていて、
シラカバ、ヤナギ、アカマツ、カラマツ、トウヒ?、オーク、
など信濃町で見るような木々が生えているように見えました。
ハリエニシダの黄色い花が印象的でした。

大きな川に掛かる約6kmの橋を越えるとウェールズです。
ウェールズに入ると少しづつ周りの風景が変わってきました。

つづく。。。 (か)

 2月15日から21日まで、事務局員がニコルと共にウェールズ、イングランドへ出かけてきました。
 
 1月の会員の集いにご参加いただいた方には口頭でお知らせいたしましたが、6月に全日空によりウェールズへのツアーが実施されます。その下見に財団職員も同行させていただきました。
 現地のコーディネートは【ウェールズ便り】をお送りいただいている(奈)さんで、「川、森、都市の再生」と「人の暮らし」をキーワードに、様々なところをご案内いただきました。
 
 6月のツアーの内容は整いましたら、お知らせいたしますが、ここでは今回の訪問について、ざっくばらんに感じたことなどを、その名のとおり「日記」のように書いてみようと思います。少しづつですが悪しからず。
 では、さっそく。
 
  
【2月15日】
朝食を済ませ、バスで成田空港へ。
もろもろの手続きを済ませてロンドン・ヒースロー空港への直行便に搭乗します。
フライト時間は約11時間30分。現地時間15:15頃ヒースロー空港に到着しました。
日本との時差はマイナス9時間。つまり、到着時は日本時間0:15頃なのです。
 
寝ていかないと現地着いてからツライだろうと思ったものの、
そう考えると眠れないもので、まぁ何とかなるさと開き直り、
本を読んだり、ビデオを見たり、ときどきウトウトしていたら着陸体制のアナウンスで、思ったよりも早く到着しました。

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空港で現地の方々と合流し、車でイングランドのテムズ川沿いの村ソニングへ向かいます。晴れていましたが少し風があり肌寒い天気でした。
 
つづく。。。(か)

 

 

 

 

 基礎情報として、英国観光局ウェールズのページをどうぞ。
http://www.visitbritain.jp/destinations/wales/dg.aspx

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 財団設立6年目を数えましたが、現在まで法人会員様の前でご報告する機会を作っておりませんでした。今回は初回ということで、6年間のご支援がどの部分に使われ、どのような成果が出たか、を厳しい目で見ていただき法人の方と直接お会いしてお礼とご挨拶を申し上げるとともにご意見をお伺いする場とさせていただきました。
 交流会では各企業の皆様との歓談の中で、貴重なご意見・ご提案をいただいたり、心強い励ましの言葉をいただいたり、顔を合わせて直接お話しをすることの大切さを実

                        感させていただきました。

 あちこちで黄色いラッパ水仙が咲いています。
 ワーズワースの詩にも詠われるこの花は英国の春を告げる花です。群生して一斉に咲き誇る姿は可憐にして艶やか、このラッパ黄水仙はウエールズの国花でもあります。これは、ウエールズの守護聖人のセント・デヴィッドの誕生日が6世紀の3月1日、この頃から咲き誇る事に由来しました。
 98年のバレンタインデイ、咲き誇る水仙の脇を歩きながら「水仙が2週間も早く咲くようではこの先の温暖化は深刻。もう猶予はないよ」と主人が真顔で語っていたのを覚えています。あれから10年後のこの2月の頭、気の早い一部の水仙ならもう開花するほど一気呵成に温暖化が進みました。
 
 今年のG8のテーマの一つは「環境」。
 日本のメディアは(私自身メディアに関わる立場なのですが)、極地での氷解の様子や海面の上昇など、諸外国の事情を声高に取り上げて啓蒙していますが、映像ならではのドラマティックな要素に拘りすぎて、却って危機感だけを煽られているような感じがしてなりません。
 かたや英国。危機感を伝える時点はもう通り過ぎて、専ら実践が報道されます昨日のBBCニュースでは、橋げたにタービンを設置した波力タービンがウエールズに出現して早速6千戸への電力供給をはじめたことを報道しました。アフリカの旧鉄道の材木を使っての家具造り、藁束を固めて天然素材の家を造る人、エコ考慮の集団住宅作りとその住民による駅までの電気共同カー使用などなど。

 自然界に何が起こっているかを知る必要がありますが、私たちが緊急に見たり知ったりするべき事は、「この時点で我々が出来る事やしなければいけない事」、諸外国での市民の対応や知恵など、地に付いた実践情報ではないでしょうか。
(奈)

雪が舞う中、アファンの森をひとまわりしてきました。
今のアファンの森の様子をお届けします。

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 入り口に到着すると2台の軽トラが。その横には、そうスノーモービルです。
写真を撮っていると松木さんが到着。仲間と猟に出かけるのですね。
スノーモービルで上のほうまで移動し、そこからカンジキを履いて出かけるようです。
 
 今でこそ日常の移動手段は車ですが、以前はもっと雪も深くスノーモービルで移動していた人が多かったとか。車庫には車だけでなく、除雪機、スノーモービルも並んでいるのですね。

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 松木小屋からは煙が上がっていないので誰もいないのかと思いましたが、
すでにお二人がいたようで、松木さんも合流し、作戦会議です。
急に声が上がるようになった松木小屋を尻目に出かけます。

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 家の水道は凍っても、この湧き水は凍りません。このように雪に覆われていますが、氷は見えないですね。水も少しぬるいように感じます。

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 弥生池から流れる水路です。一面雪に覆われていますが、水の流れはまだ見えていますね。写真中央に橋が写っています。いろんな動物の足跡が見れるかな、と思いましたがめぼしいものはありませんでした。

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 新緑に覆われていた木々も、今は白をまとっています。

 

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 この姿もなかなかです。

 

 

 

 

 

 

 



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 ただ、緑と違うのは「重い」ということですね。太い枝も雪の重みで大きくしなります。

 雪の森では皆様どんなことで楽しみますか?
 松木さんのように狩猟できるのは限られた人ですが、XCスキー、スノーシューハイク、雪遊び、バードウォッチング、足跡の追跡、冬芽の観察、音探し、雪の結晶観察、...いろいろありますね。
 今回は冬芽を集めてみました。
 
 冬芽は種類によっては夏にすでに見ることができるものもあります(冬芽なのに...)。来シーズンに花や葉を広げるための準備なんですね。葉で樹の名前を覚えることはよくやりますが、この冬芽も覚えると、葉の出ていない時期でも名前がわかります。何の役にも立ちませんが(!?)、やっぱり楽しいもんです。

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 では紹介していきましょう。
 まずはミズナラです。
 (バックに写っているのは手袋です。)

 「マザーツリー」は読まれましたか?こんな姿で冬を越しています。

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 この細長い芽は、なんだかおわかりになりますか?せっかくなので調べてみてください。有名な樹です。

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 これはアブラチャンです。
 細長い芽と丸い芽がありますが、丸い方が花になり、細長い方が葉になります。

 

 

 

 

 

 


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 これはクロモジ。同じように丸いのが花の芽です。
 
 どちらもクスノキの仲間で、枝などが香る樹ですね。

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 丸びをおびた赤茶色の芽、オオヤマザクラです。
 同じサクラでもソメイヨシノとはちょっと印象が違いますね。お近くにあるサクラと比べてみてください。

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 オオヤマザクラの芽と似ていますが、枝の色が違います。これはミズキですね。

R0013065.jpg ミズキの違う枝をたぐり寄せたら、なんと卵らしきものがびっしり!チョウ類の卵でしょうか。
 
 おわかりになる方、教えていただければありがたいです。

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 冬芽に戻りましょう。芽全体が暖かそうな毛で覆われています。コブシですね。まだ芽の大きさも小さいです。春近くなるともっと大きくなります。
 将来、花や葉になる部分を寒さから守っているようですね。

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 こちらの冬芽は、ベトベトしています。乾燥から守っているようですね。トチの芽です。

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 この芽、シカの足先や、鳥のくちばしのように見えませんか。カツラの芽です。カツラは枝の同じ場所から左右へ葉を広げていますよね。だから芽も左右対称です。

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 冬芽の代表といえばこれ、オニグルミですね。あいかわらず可愛い顔しています。
 顔に見える冬芽は他にもあります。お近くの森林や公園などで顔探しをして写真におさめるのも楽しいですね。
 
まだ寒い日が続きます。
どうぞお体に気をつけて、笑顔でお過ごしください。

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