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アファンの森は今


2008年11月

 アファンの森の中にある「弥生池」の水を抜き、底にたまっている泥を上げる作業を行いました。

 アファンの森の活動が始まった当初、谷地環境だった場所に人の手で造成されたのが「弥生池」です。土壌中の水分の逃げ道として、生き物の生活場所として造成されて20年近くになります。これまで底にたまった泥を上げることはしてきませんでした。
 
 かつてニコルは「僕は夏になると弥生池で泳いでいたんだよ」と言っていましたが、現在池の水は濁っていて、ちょっと泳ごうという気になりません。また、底にたまった泥を畑に利用してみたい、という話も出て思い立ったら吉日、実行に移してみました。 

・農業用のため池で行われている「かい掘り」同様、水を抜き、底にたまった泥の一部を 畑の肥料と して利用してみよう。
・そして、水の変化(生き物の変化)を見てみよう。
・水生生物の調査が進み、今後生き物の視点から弥生池に手を入れることが考えられるので、まずは水を抜いた様子を見てみよう。

 という目的で、多くのボランティアの方々にお集まりいただき実施しました。幸い天気もよく暖かい日だったので、ストレス少なく作業をすることができました。

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   生き物をレスキューし(一部は美味しくいただきました)、いろんなことを試しながら、バケツリレーで泥上げしてみました。発電機とポンプも用意し松木さん中心に試してもみました。
 
 上げた泥は、このまま水分を飛ばして、ころあいを見て畑に撒く予定です。

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 場所によってはお尻の高さまでたまっていた底泥。全部上げるには、別に作戦を考える必要があることや、水の抜き方、使いやすい道具、など松木さんの頭の中だけにあったものが、今回の作業で実際に目にすることができたことは今後につながることでしょう。

 作業に関わっていただいた、人と自然の研究所の皆さん、ForestThreeの皆さん、アファンの森財団のボランティアの皆さん、東京環境工科専門学校の有志学生の皆さん、ご協力ありがとうございました。

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 11月22日からの三連休に、2004年度に造成した水路など、水環境を利用している水生生物の調査を行ないました。
 7月に行った調査の冬版です。ちょうど雪が積もった寒い日に当たってしまい、夏とは正反対のとても寒い中の現地採取作業となりました。

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 こうして採取されたものを、室内で「ソーティング(生き物とそうでないものとを選り分ける作業)」をします。

 

 

 

 

 

 

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 これを、写真のように実態顕微鏡と検索表とをにらめっこしながら同定をしていきます。

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 上の写真で顕微鏡の右にある白いトレイをアップにしたのが左の写真です。体の大きさが1cmほどの生き物を、1頭づつ顕微鏡でチェックしています。
 
 毎回10人程の調査員の方々が、合宿体制でいらしてくれます。
 ありがたいことです。

協力 : 人と自然の研究所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 11月15日から猟期が始まりました。毎年松木さんはこの前後になるとそわそわします。けっしてそのことは口にしませんが、はたから見ている私たちにはよくわかるわけで。

 そして今日、イノシシを獲りました。自宅に持ち帰り、皮をはぎ、内臓を取って、ひとまずの作業は終わってやれやれ、という時に会いました。けっして口にはしませんが、その顔はとてもうれしそう。猟師仲間もやってきて、そのときの状況をを身振り手振りを交えて話していました。

 動物の肉はこうして私たちの口に入るんだな、と改めて思います。どこかで育ったものを、人が殺し、処理をして肉にしているわけです。このイノシシは松木さんによって、きれいに処理されていました。ちゃんと内臓も部位ごとに取り分けていました。そして人が「いただく」わけですね。
 
★突然ですがニコルさんの本が出版されます。
こちらは、シカのお肉をいただこう、というものです。

ただのレシピ本ではありません。
日本のワイルドライフ・マネイジメント(野生動物保護管理)に一石投じる本になり得ると思います。12月1日発売予定です。どうぞ手に取ってください。
 
『鹿肉食のすすめ 日本人は鹿肉で救われる』 C・W ニコル
定価 1,500円+税

写真 南健二
製作 (財)自然環境研究センター
発行 東京環境工科学園 出版部

(か)

R1022660.jpg黒姫山は3度目の冠雪を迎えておりましたが、ついに里にも雪がおりてきました。
雪の花が朝の陽ざしにはらはらと落ちる風景は
一年ぶりのはずですが、まるでずっと雪があったかのように感覚になじんでいました。(t)

アファンの森財団にとって歴史に残る一日から、早くも2週間以上経ちました。

少し落ち着いたところで(落ち着いたのは事務局なのですが)、ニコルの手記やジャパンタイムスの掲載文などをご覧いただければと思います。

 → ニコル手記

 → ジャパンタイムス 掲載記事
 
 
英国の皇太子に与えられる称号が「プリンス・オブ・ウェールズ」となった歴史的背景には諸説あるようですね。

ご存知のとおり英国は
England(イングランド)
Wales(ウェールズ)
Scotland(スコットランド)
Northern Ireland(北アイルランド)
の4国からなっています。

ところが国旗(いわゆるユニオンジャック)は北アイルランド、イングランド、スコットランドの3国を組み合わせたものです。なぜウェールズは組み合わされてないのでしょう? ウェールズの国旗は「赤い竜」が描かれています。

しかし、英国王室の皇太子に与えられる称号が「プリンス・オブ・ウェールズ」なのです。
その導入部分は、ニコルが手記で記しています。もう一歩踏み込むといろいろあるようですね。興味のある方は深めてみてはいかがでしょうか。
 
ちなみに、ユニオンジャックが左右対象ではありません。ご存知でした?これにも意味があるようです。
(か)

アファンの森財団にとって歴史に残る一日から、早くも2週間以上経ちました。

少し落ち着いたところで(落ち着いたのは事務局なのですが)、ニコルの手記やジャパンタイムスの掲載文などをご覧いただければと思います。

 → ニコル手記

 → ジャパンタイムス 掲載ページ
 
 
英国の皇太子に与えられる称号が「プリンス・オブ・ウェールズ」となった歴史的背景には諸説あるようですね。

ご存知のとおり英国は
England(イングランド)
Wales(ウェールズ)
Scotland(スコットランド)
Northern Ireland(北アイルランド)
の4国からなっています。

ところが国旗(いわゆるユニオンジャック)は北アイルランド、イングランド、スコットランドの3国を組み合わせたものです。なぜウェールズは組み合わされてないのでしょう? ウェールズの国旗は「赤い竜」が描かれています。

しかし、英国王室の皇太子に与えられる称号が「プリンス・オブ・ウェールズ」なのです。
その導入部分は、ニコルが手記で記しています。もう一歩踏み込むといろいろあるようですね。興味のある方は深めてみてはいかがでしょうか。
 
ちなみに、ユニオンジャックが左右対象ではありません。ご存知でした?これにも意味があるようです。
(か)

 本日、チャールズ英国皇太子が高円宮妃久子さまとご一緒に、アファンの森においでになりました。
 
 12:50頃、お車で森の入り口に到着され、ニコルがお出迎えしました。短い挨拶を交わして早速散策です。

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 まずは入り口すぐの炭焼き窯で松木と対面し、炭焼きについてご紹介しました。その後、ホダ木のナメコやシイタケに目を向けます。皇太子はシイタケを手にとって、香りをかいだりしておられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 両殿下とも自然環境には造詣が深く、特にチャールズ皇太子の公領農場、ホーム・ファームは英国のオーガニックの流れをリードする存在で、生き物本来のサイクルに寄り添った農法から生まれた作物から作られた製品は「ダッチー・オリジナル」のブランドで日本でも人気です。また、その収益は慈善事業に還元されています。

 

 

 

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 ティピー裏では、地元の小学6年生と触れ合いました。両殿下とも気さくに話しかけられていました。用水路や国有林の様子を見ながら、ツリークライミングの様子もご紹介させていただきました。
 ツリークライミングジャパンのジョン・ギャスライトさんとその家族、地元のツリークライミングのインストラクターと子供たちが登っているシーンをご覧いただきつつ、ニコル、ジョンさんとお話をされていました。

 

 

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 その後、木漏れ日が注ぎ気持ちよい場所を散策されました。3人のお話もずいぶんはずんでいるようでした。

 

 

 

 

 

 

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 池や水路では、ニコルが中心となって設立された東京環境工科専門学校の先生、学生の実習の様子もご覧いただきました。ヤゴなどの水生生物を興味深くご覧になり、学生にも声を掛けてらっしゃいました。

 

 

 

 

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 その後、サウンドシェルターでティータイムです。ツキノワグマやフクロウの雛の写真などにご紹介しながら、駐日英国大使も含めてお話されていました。
 ティータイムの後は、皇太子殿下も妃殿下もニコル本人もほっとして緩んだようで、よりにこやかにお話していたように感じました。

 

 

 

 1時間半ほどの滞在はあっという間にすぎ、アファンの森財団のスタッフ、地元住民の方に手を振っていただいた後、お車で次の訪問先である「黒姫和漢薬研究所」へと向かわれました。
 
 今回の訪問はセキュリティー上の問題から、公表せずに進めてまいりました。多くの方々にご協力をいただき、無事に今日の名誉な日を迎えられ、終わることが出来たものと考えております。
実際にご協力をいただいた皆様、直接ではなくても間接的にご協力をいただいた皆様、お気持ちを寄せていただいた皆様、そしてアファンの森を支えてくださっている会員の皆様へ、この場をお借りいたしまして改めて感謝申し上げます。

本当にありがとうございました
(撮影:南 健二、長野県観光部)

チャールズ英皇太子ご来訪を終えてのニコルの手記を発信いたします。
原文の後に日本語訳文を掲載しております。
 
 
THE PRINCE OF WALES CAME TO VISIT!
 
 By now I expect that all our members will know that His Royal Highness, Charles, Prince of Wales, came to visit our Afan woods here in Nagano. I am Welsh, with Japanese citizenship, and the visit was a huge honour.
 
 When I was twelve my grandfather told me the story of the first Prince of Wales who eventually became King of England. Before the conquest of Saxon England by the invading Normans in 1066, the most powerful Welsh ruler at the time was called 'King of the Britons'. Saxons and Celtic Welsh had been bitter enemies for hundreds of years, but it was after the influx of Normans that the people who became known as 'English' invaded and conquered Wales. According to my grandfather the rebellious Celtic Welsh were hard to rule, and the English king Edward 1 demanded of the surviving Welsh leaders what they needed to swear to peace and fealty to the English Crown. The Welsh answer was that they wanted a royal prince, born on Welsh soil, who spoke no other language. King Edward's baby son, his first, was born at Caernafon castle in Wales in 1284 and was given the title of Prince of Wales in 1301. The rebellious Welsh had to remember their promise and accept the new prince as their own. He later became King Edward the second. Since then the first son of a reigning monarch of England has taken the title of Prince of Wales. Prince Charles became Prince of Wales when he reached the age of eighteen in 1958.
 
 My grandfather said that as his first grandson I must always be remember that old Welsh vow and be loyal to the British throne. Although I am a Japanese citizen, with all that entails, I have a very special place in my heart for the land of my birth and for the Prince of Wales.
 
 Thus, when Prince Charles visited our little woodland, the first ever forest in the world to be 'twinned' with the Afan Argoed Forest Park in Wales, I was filled with joy and pride. I thank you all from the bottom of my heart, our trust staff, members and special friends, for making this special day a wonderfull success.
 
C. W. Nicol
Chairman, The C.W. Nicol Afan Woodland Trust
Nagano, Japan.
 
 
 
「プリンス・オブ・ウェールズ」来訪!
 
 すでに会員の皆様は、英国皇太子(プリンス・オブ・ウェールズ)であるチャールズ殿下が、長野にある私たちのアファンの森にいらしたことをご存知かと思います。私は日本人でかつウェールズ人ですので、今回の訪問はとても大きな名誉でした。
 
 私が12歳のとき、祖父はイングランド国王となった最初の「プリンス・オブ・ウェールズ」の物語を私に聞かせてくれました。1066年のノルマン・コンクエスト(ノルマン人によるイングランド(サクソン人)の征服)までは、当時ウェールズの統治者は『英国の国王』と呼ばれるほど大きな力を行使していました。サクソン人とケルト・ウェールズ人は何百年もの間、恨み重なる敵でしたが、『イギリス人』として知られるようになったこのサクソン人がウェールズを襲い、征服したのはノルマン人が入って来た後のことでした。私の祖父によると、反抗的なケルト・ウェールズ人は支配するのが難しかったそうです。イングランド国王エドワード1世は生き残っているウェールズのリーダーへ「イングランド王位への平和と忠誠を誓いなさい」と要求したところ、ウェールズからは「ウェールズの地で生まれ、ウェールズ語以外の言語は話さない人を王子にしてくれ(そうすれば要求に従う)」という回答でした。エドワード1世の男の赤ちゃん(彼の始めての子ども)は、1284年にウェールズのカナーフォン城で生まれ、1301年に「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号を与えられました。反抗的なウェールズ人も約束は覚えており、(イングランド人の子供ではあるが)この子を新しい王子と認めざるをえませんでした。彼は後にイングランド国王エドワード2世となりました。それ以来、イングランド君主の長男は、「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号が与えられました。チャールズ王子は1958年彼が18歳のときに「プリンス・オブ・ウェールズ」になりました。

 祖父は私に「私の初孫であるおまえは、この古いウェールズの誓いをいつも覚えていて、英国王座に忠誠でありなさい」と言ったのです。私は日本人ですが、私から切り離せない事柄もあり、出生地であるウェールズと「プリンス・オブ・ウェールズ」には特別な思いがあります。
 
 このように、チャールズ皇太子が私たちの小さい森(ウェールズにあるアファン森林公園(Afan Argoed Forest Park)と『姉妹森』(世界初)になっています)を訪問いただいたことに、私は喜びと誇りでいっぱいになりました。この特別な日を大成功に導いてくれた会員の皆様、スタッフ、友人に、心の底から感謝を申し上げます。
 
C.W.ニコル
財団法人C.W.二コル・アファンの森財団 理事長

(訳:事務局 河西)

 今、アファンの森の奥のほうでは伐採作業が行われています。

 ツルなどが絡まったり、腐りかけていたり、枯れかけていたりして生育がよくない木がまとまっていたところを伐採しています。

伐採した木は、材、炭、薪、チップなどとして利用するために、現場で大きさを整えて搬出します。

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 「立木をチェーンソーで切り倒す」ことが目に付きますが、どの木を切るか、どの方向へ倒すか、倒した後どの部分を何のために使うか、そしてどう片付けるか...、一連の作業があってこの写真のようになります。森を育てるには「いかに切るか」がポイントになると感じます。

SANY1007-2.jpg事務所前の鳥居川から望んだ黒姫山です。
きれいな夕焼けでした。
森も空も色づいた今日でした。
(か)

今度は弥生池のほとりに立って、360度写真を撮ってみました。
右回りに掲載します。

2008年11月11日午後のアファンの森です。

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ゲストハウス前に立って、360度写真を撮ってみました。
右回りに掲載します。

2008年11月8日お昼ごろのアファンの森です。

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 11月は今年最後の見学会でした。冷え込みが厳しくなると共に、黄金色に色づいた森が迎えてくれました。午前中の見学会は、常連の方が多く、またきたよ、というかんじでのびのびと森で過ごされていました。午後は初めての方ばかりだったのですが、森を歩いて50メートルのところですでにまるで一緒に来た団体のように盛り上がっていて、赤やオレンジや黄色の暖かい色の森の魔法にかかったようでした。
 

 来月になれば黄金色のから白一色になり、森は長い冬を迎えます。

 今年も森をたくさんの会員さんに見ていただくことができました。会員さんと、森に感謝です。

 

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おととい夕方、事務所を出たところでツキノワグマを目撃しました。
といってもばったり出会ったわけではありません。
車で出かける50メートルくらい先の道路を横切ったのです。

一瞬イノシシ?と思うくらいの大きさで、
なんだったんだろうと道のわきに車を停めて、入って行った林のほうを
じっとみてみると、かさかさ、とササやぶが音を立てていました。

あのまるい耳と、たわしのようなかたそうな毛はツキノワグマでした。
気付かれていないと思っているのか、特にあわてる様子もなくおっとりしていたので
私も刺激しないようそのまま車を走らせましたが、

クマが向かった先がニコルさんのお家の方だったので、
「あとでクマが訪ねてくるかもしれませんが、よろしくお伝えください」
と言っておきました。(t)

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