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アファンの森は今


2009年6月

気がついたら長野はとっくに梅雨入りしていて、
沖縄はおととい梅雨明けしたことをインターネットの新聞で知りました。
明日から7月です。

 

事務所の前を流れる鳥居川の写真を4月から6月まで順に並べてみました。

 

 

 

4月10日 木の芽がようやく吹き出しました

4月10日

まだ、雪が残る黒姫山。

頂上になびく雲がとても寒そうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

4月24日 桜のつぼみが色づき、ヤナギの緑が映えます

4月24日

サクラのつぼみが色づき、河原のヤナギの葉が少しづつ芽 を出しはじめました。

水は少し温んだようにも見えます。

 

 

 

 

 

 

 

5月29日 河原のヤナギが一気に葉を茂らせました

5月29日

河原は緑一色に変わり、黒姫山の頂上手前まで緑色に色づいています。

この頃カルガモのツガイがヤナギの茂みにちょくちょく来ていました。

 

 

 

 

 

 

6月27日 よく見ると河原の草が下流に向かって倒れています 6月27日

頻繁に雨が降るようになり、時々川の水位が少しだけ高くなります。

よく見ると河原の草が下流に向かって倒れています。

雨で川の水が増えて草の上を流れていったんですね。

 

 

 

 

3か月足らずでこんなにも変わっていました。

なんだかすごい...と思いました。

 

(事務局 堤)

 

5月にアファンの森にあるスギの木を数本伐り出しました。
もちろん伐採したスギの幹は使いますが、この時の伐採目的は幹ではなく樹皮を取るためです。

 

伐採され樹皮を剥いだ状態のスギ

けっこう立派なスギも伐採しました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伐採したあとの樹皮はきれいに剥ぎ取られ約1ヶ月のあいだ森の中にある水路の大きな水たまりに浸したままになっていました。

 さて、一体何のためにこんなことをしているのでしょう。

 

 

水路の下流にある水たまりに浸けられたスギ皮

 

 

 

 

 

 

 

 

 樹皮の使いみちは、新しく建てた松木小屋の屋根を葺くためのものです。
ただ、何故それを1ヶ月ものあいだ水の中に入れておく必要があったのでしょうか。

 

 

松木さんによると、樹皮を水に浸けずにそのまま使うと、樹皮にある栄養分が虫や菌を
呼び寄せ、早くに腐ってしまう(分解される)のだそうです。
長い間水に浸しておく事によってその栄養分が水中に出ていき、虫や菌がつきにくくなり
長持ちするということです。


聞いてみると「なるほど」と思うのですが、知らないとこんな事はしません(当り前か)。


経験と知識のなせるワザですね。

 

 

(事務局 堤)

鳥のハネが散乱 鳥の羽が散乱2 鳥の羽が散乱3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弥生池のそばでこんなシーンに出会いました。

 

鳥の羽が散乱しています。

ここで何かがあったようです。

 

風切りり羽や胸の小さな羽もあります。この場所で羽根をむしり取られたようです。

広範囲に広がってはいなかったので、被害者は抵抗できるような状況になかったようです。

 

この羽根の模様から、どうやら被害者は アオゲラ のようです。

 

R0011198.jpg

キツツキの仲間で、アオ=緑色が目立ちます。

大きさはハトぐらい。

 

今年は、森の入口付近の桜の木で繁殖しました。

人が入り口に来るたびに、大きな声で鳴き警戒していたので心配はしていましたが、無事に巣立ったようでした。

 

 

森では、人が知らないところでいろんな出来事が起こっています。

こうして目にできるのはほんの一部。

豊かな森では大事な一面です。

 

(事務局 河西)

キツネノボタンアヤメにかわって、今事務所を彩っているのはこの花です。

 

ケキツネノボタン といいます。

キツネノボタンの仲間は、コンペイトウのような実をつけるのでご存知の方も多いと思います。
キンポウゲの仲間で有毒です。

 

この「ケキツネノボタン」という名前ですが、ケは「毛」です。

キツネノボタンのごく近い仲間で、茎や葉に毛があるので ケ と付いています。

 

その先 キツネノボタン ですが、「キツネノ釦(ボタン)」ではありません。

「キツネノ牡丹」です。葉が牡丹の葉に似ているから、のようです。

 

では、なぜ キツネノ と付いたのでしょう?

 

 「キツネの」と考えるの普通のようで、

・花の色が狐をイメージするから

・ずっと花が黄色いから、黄常=キツネ

・毒があったり、味がきつい植物だから「きつ」→「きつね」

・狐が暮らすような場所に生えているから

・・・

と諸説あるようです。皆さんはどう思われますか?

 

生き物についている名前の由来をひもといてみると、文学や歴史、人の暮らしなどに発展して面白いです。

 

(事務局 河西)

Trees

Joyce Kilmer(1886-1918)

 

I think that I shall never see
A poem lovely as a tree.

A tree whose hungry mouth is prest
Against the sweet earth's flowing breast; 

A tree that looks at God all day,
And lifts her leafy arms to pray;

A tree that may in summer wear
A nest of robins in her hair;

Upon whose bosom snow has lain;
Who intimately lives with rain.

Poems are made by fools like me,
But only God can make a tree.

 

(事務局 河西)

ここのところ、湿気の多い日が続いていました。

昨日は気温も高く蒸し暑かったアファンの森です。

 

そして、今日は雨降りです。夜になったらずいぶん強い雨足になっています。

6月10日ごろにここ長野県も梅雨入りなんだとか。

7月下旬まで湿気の多い日が続きます。

 

 

森での活動中にカエルの声を聞くと、「降ってくるかな?」と疑います。

 

モリアオガエルアファンの森にいるカエルの一種、モリアオガエルです。

(違っているようでしたらご指摘ください。)

 

ご存知の通り、水面の上に張り出した木の枝の先に、白い泡状の卵塊を産みつけます。

そんな環境は減っているようで、数を減らしている生き物の一つです。

長野県でも準絶滅危惧種になっています。

 

そろそろ、どこかに産卵していてもよいと思いますので、見つけたらまたこちらで紹介しますね。

 

(事務局 河西)

 

 

事務所のアヤメ森の写真はこれまでもたくさんご紹介していますが、今日は事務所の中の写真を一枚。

 

事務所は、入ってすぐにテーブルとイスがありまして、ニコルの取材や来客があった時にこのテーブルでお話しします。その奥に、私たちの仕事机があります。

このテーブルにアヤメが飾られました。

 

何せ事務所は男所帯で、忙しいととくにこんな気を向けることはありません。

(それでも、たまに事務所の周りの野の花を摘んで飾りますが...)

 

「近くに咲いていたから」と持ってきていただいたのです。

こうして花があるだけで雰囲気が良くなります。ありがたいことです。

 

(事務局 河西)

少し前になりますが、6月2日、環境省で「生物多様性白書」というものがまとめられました。

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11203

 

環境白書循環型社会白書に、今年から作成されることとなった生物多様性白書を加えた3つが一冊にまとめられています。

 

環境省報道発表では、

第2部第5章「生物多様性の保全及び持続可能な利用」では、初めての生物多様性白書であり、(中略)、生物多様性の重要性を解説するとともに、(中略)、地方公共団体、事業者、市民等の生物多様性に対する取組、COP10で予定される主な議題と日本の取組の方向性等を記述しています。

とありました。

 

事務局でも入手して、目を通してみようと思います。

「図で見る環境・循環型社会・生物多様性白書」、「こども環境白書」も今後発行される予定とのことなので、よろしければ目を通してみてはいかがでしょうか。

 

(事務局 河西)

昨日アファンの森では東京環境工科専門学校の実習が行われていました。
1年生の黒姫実習です。

実習講師の宮寺先生が一人道脇の斜面で何やら探している様子。
声をかけると「冬虫夏草みつけましたよ!」とニッコリ。
見せてもらうとコバルトブルーの美しい色のカメムシです。
頭のあたりからヒョロッとハリガネのようなものが出ています。
カメムシタケとは冬虫夏草の一種でカメムシに寄生するキノコのこと。
カマキリの腹に寄生するハリガネムシを数十分の一小さくしたような感じ?です。

 

美しい色のカメムシタケ寄生されたのはツノアオカメムシとの事。
キノコは木を分解する木材腐朽菌(ナメコやシイタケもその一つ)だけではなく、このように昆虫に寄生するものもあります。私はまだ見た事ありませんが、セミに寄生するセミタケというのもあるそうです。

 

 

 

 

冬虫夏草は薬効があるとされていますがさてこのカメムシタケ、
食べるとどんな味がするんでしょう?
味覚好奇心の旺盛な私でも食べてみる勇気はありません。
今のところは...。

 

(事務局 堤)

長野はまだ梅雨入り宣言が出ていませんが、朝から曇り空の空模様です。
5月の見学会ではスミレやニリンソウなど春の花が咲き、
木々の葉は萌黄色のアファンの森でした。
6月のアファンの森は...

 

今回もこの森を管理する松木さんの案内で歩き始めました。

 林床の草はひざ丈よりも高くなり、ナルコユリが白緑色の蕾をつけています。
木にはヤマボウシやカンボクの白い花が咲き、濃緑色になった葉とのた対比が鮮やかです。
水辺ではモリアオガエルの鳴き声も聞こえ、ひと月で森の様相は大きく変化していました。

ミズナラの木の下では、木に登ってドングリを食べていたツキノワグマの話。
フクロウの巣箱の下ではこの春に巣立ったフクロウがまだ卵だった頃の話。
カモシカの足跡が残る弥生池のほとりでは、大切にしていた蓮(ハス)が
カモシカに食べられたしまった話。
はたまたミョウガが自生する場所では、名の由来と「みょうがの物忘れ」にまつわる
落語のネタのようなお話など、思わず吹き出してしまいそうな名ガイドです。

 

雨の森

松木さんによる楽しくて、ためになる?解説

 

 

 

 

 

 

 

 

6月のアファンの森を歩き、松木さんの「ためになる?」解説に、参加された皆さん
笑顔が絶えませんでした。
午後は小雨と霧の森でしたが、雨もいいもんだなと思わせる楽しいひと時でした。


短い時間のためにわざわざお越しいただいた皆さま、どうもありがとうございました。


【事務局 堤】

事務所から少し歩いたところに田んぼがあります。
つい先日まで泥に浸かって田植えをする人々の姿がありました。
苗はこれから夏の日差しを浴びてぐんぐん伸びるのでしょう。

 

事務所近くの田んぼ

 

 

 

 

 

 

 

 

この田んぼに引いている用水路は事務所のすぐ前を流れる鳥居川から取水されています。
一般的に川から取水する場合は、コンクリートの堰で本流からの流れを誘導しますが、
ここの堰は自然石が並べられて出来ています。
取水口の部分は構造上コンクリートを使わざるを得ないのでしょうが、自然石でできた堰は
川の風景として違和感がありません。


自然石が並んだ取水堰

取水口 

 

 

 

 

 

 


この川は平成7年7月の集中豪雨によって氾濫し堤防決壊などの大きな被害がありました。
その後河川改修が行われるのですが、材料に自然石を使うものの、従来の護岸や落差工などと
変わらないコンクリートを多用した工事が始まりました。
このまま工事が進み鳥居川は魚などの生物が棲みにくくなる運命にあるかと思われたのですが、
この事を知ったニコルさんは工事を進めている行政に対し大きな声をあげたのです。
(この話はまたどこかで詳しくしたいと思います)

川を守りたい人たちの努力が実り工事は中止され、スイスやドイツで行われている近自然河川工法
という、自然に近い流れをつくる方法で工事が行われました。


自然な流れ

カゲロウの幼虫  

 

 

 

 

 

 



あれから14年、河原にはキセキレイが水面を飛ぶ虫を追い、カルガモのつがいも 遊びに
やってきます。川石を起すとたくさんのカゲロウの幼虫が石の表面を這うのが見え、
魚の餌も十分にあるようです。
月に入り「フィリリリリィ~、フィリリリリィ~」と岩清水の雫のように澄んだ
カジカガエルの鳴き声が聞こえるようになりました。

人間の知恵で改修工事を施したこの川は、その後自然の生きものたちがつくりあげていっています。

 

(事務局 堤)

 

 

追伸:6月のヤブタケはなかなかの美味でした(秋のにはかないませんでしたけど)

クロツグミ

 

 

 

 

 

 

 

 

クロツグミ
Japanese Grey Thrush

 

 

 

アファンの森での野鳥調査は早朝に行います。
冬季は日の出スタート、春~秋は日の出30分前からの開始です。
朝の森はとても気持ちいいので、私は大好きです。

 

東の空が白くなる頃から鳴きはじめる鳥で、キョロンキョロン、キコキコ、キッフイ~などと迫力ある声量で響かせているのは、クロツグミという鳥です。
春になると南から渡ってくる夏鳥です。

 

頭と背中が黒く、白いお腹には小さな黒い斑点。
そして、目の周りとくちばしは黄色という、とても特徴的なスタイルをしています。
今回の調査では雄のさえずり地点と雌の確認状況から1~2つがいがいる可能性があることが分かりました。

 

クロツグミはミミズが大好物。
さえずりの合間によく地面に降りて、餌をとっています。
薮になっているところはあまり好きではなく、見通しのよい場所がお気に入りです。
特に林内で草の丈がくるぶし程度のところがベストスポットのようです。
このような環境は昔、里山と呼ばれ、日本を代表する自然でした。

ミミズがたくさん棲む広葉樹の森で、人の手が入っていた里山が彼らの大好きな生息環境です。
しかし、そのような雑木林は放置されて薮が深くなってしまったり宅地化されてしまったりして急速に失われてきています。
クロツグミにとってアファンの森はきっと昔ながらの理想的な生息環境でしょう。

 

また、クロツグミはさえずりによく他の鳥の声を真似て入れるのですが、私の住む神奈川県などでは、ガビチョウという外来の鳥の声を混ぜるのです。
ガビチョウはやや声の質が異なりますので、クロツグミのさえずりが変わり始めてしまっています。
私の周りのクロツグミファンはこの変化は悲しいと言う人が多くいます。
幸い、アファンの森にはまだこのガビチョウが入り込んでいないため、クロツグミらしい声を楽しむことができます。

 

クロツグミは絶滅の危機に頻している鳥ではありませんが、今見られるクロツグミはその多くがかつての姿とは違うというべきなのかもしれません。
昔ながらのクロツグミらしい生活は急激に奪われているのです。

 

アファンの森のクロツグミ、いろいろな意味でとても貴重だと考えています。

 

(ヒヨ吉)

※今回、事情によりイラストはお休みします。ごめんなさい。

 

.............. 
ヒヨ吉さん

現在、東京で仕事をする傍ら、アファンの野鳥調査に携わっていただいています。
小学生の頃から野鳥を観察していて、野鳥歴(?)は20年以上。
ニコルの手がけた専門学校の卒業生でもあります。
これまで調査や環境教育などに参画しつつ、野鳥のイラストも描かれていて、
2000年からは英国に留学し、日本では学ぶ場がない「野生生物画」を学んで2003年に帰国。
日本でもイラスト提供や個展など開かれています。
ヒヨドリが大好きなので「ヒヨ吉」。

森の入口から、さっそくニコルが解説今日の午後、「アジア協力対話」の方々がアファンの森にいらっしゃいました。

アジア諸国の15人程の関係者が、ニコル本人の案内のもとアファンの森を味わっていただきました。

 

この「アジア協力対話」は2002年から毎年行われており、2004年からは環境教育の推進をテーマにした対話がもたれているようです。

そんな中、今回は長野で実施されるので、生態系保全や環境教育の取り組み現場を視察して、アジア地域の生物多様性保全に活かそう、という機会なのだそうです。

 

経済発展に躍起になり環境保全は二の次、という国が多いアジア地域。

アファンの森を味わっていただけることで、環境の保全が人の暮らしの支えになることが伝わることを祈るばかりです。

 

外務省「アジア協力対話 第6回環境教育推進対話」案内ページ

何を写しているのか、わかりますか?左の写真、何を写しているか分かりますか?

 

場所は今年のGWに作業した、弥生池の泥上げの現場です。

 

答えは続きへ。。。

6月7日(日)は、アファン"心の森"プロジェクトを協働している日本アムウェイ合同会社の社員親子を招いての心の森プロジェクトを行いました。

 

ゲストハウス前で、さっそく生き物をじっくり見ます。心置きなくアファンの森の中で遊んだり、癒されたりしていただきたかったので、ごくごく簡単にアファンの森のことをお話しした後、さっそく出かけました。

いつもの心の森で子ども達のガキ大将になっている五人衆(と私たちは呼んでいます。子ども達を森にいざなってくれる講師陣です。)と共に、森の奥へ入っていきます。

 

ゲストハウスからサウンドシェルターの方へ出かけますが、子ども達はカエルや咲いている花など、思い思いに興味を示して、なかなかののんびりペース。
水路では、水の中のオタマジャクシやコオイムシなどを見つけて歓
                   声を上げています。
水路でもいろんな生き物をチェック。大人も子どもも夢中です。五人衆と子ども達が真剣に生き物と格闘している姿をニコニコしながら見守っている親御さん。一緒に参加する親御さんももちろんいました。

 

森を一回りして、ティピーの裏へお昼ごはんを食べに来た時には、子ども達どうしはすでに仲良くなっていました。

やがて、誰かが裸足になって木登りに挑戦し始めると、みんな挑戦し始め、そのうち大人が木にぶら下がっていて、それを見てみんなが声を上げていて、、、大人も子供も、家族なども関係なくみんなが仲良くなっていました。 

 

森の生き物になった参加者生き物や自然と関わることを楽しんでいる人、ともだちになったことを喜んでいて人と関わることを楽しんでいいる人、森の中で子ども達の歓声を聞きながらのんびり過ごす人、それぞれがアファンの森でのひとときを味わったように感じました。

 

協働 : 日本アムウェイ合同会社 OnebyOneこども基金

 

(事務局 河西)

夏鳥が渡ってきてカッコウの声も聞かれるようになりました。
夕方、アファンの森で下草刈りをしていた石井さんが事務所に戻りました。

電話を終えた私が、後ろを振り向くと
「ツツミさん、食べる?」とテーブルの上を指さしています。
テーブルの上の紙袋の中を見るとたくさんのキノコが入っていました。
「ずいぶん立派なキノコ。何ですかね、これ?」
「ヤブタケだよ」とニヤリ。
「カサイさんは食べないって言ったんだけど」
「.....」

どう見てもヤブタケ(ナラタケモドキ)らしいのですが、この時期アファンの森で
見るのは初めてとのこと。
例年なら秋にたくさん出るキノコで、味噌汁にしても炒めてもとてもおいしいキノコなのです。


この時期アファンの森では珍しいナラタケモドキ念のため図鑑などで情報収集し確認してみましたが、やっぱりヤブタケのようです。
食に対する好奇心が旺盛(食い意地ではありません、念のため)な私はもらって帰る事にしました。
「石井さん何時頃食べますかね?」
冗談半分で聞いてみましたが、ニヤリと笑うだけ。

 

 

 

 

 

包み紙にと物置から古新聞を出してきてひろげると、何と写真にあるイラストが。

持ち帰るため古新聞をひろげると...

 

 

 

 

 

 

 

 

偶然なのか、あるいは...。
出来すぎたつくり話のような本当の話です。

 

初夏のヤブタケはどんな味?
みなさんに報告できるかどうか...

 

(事務局 堤)

作業前の松木の説明「この木は覚えてくんない」今日は、法人サポーターのローラアシュレイジャパンの皆様がアファンの森にお越しいただき、整備作業の一端をお手伝いいただきました。

 

森に到着して、一呼吸置いたあと(本当に深呼吸をして、体の中の空気を入れ替えてもらいました)、作業開始です。

皆さんに鎌をお渡ししてお願いしたのは"つぼ刈り"。 

植樹した苗木や、実生(自然に芽を出し育った)木の周りをきれいに刈っていただく作業です。

つぼ刈り作業中・・・ 

昨日の「アファンの森は今」で、刈り払い機で下草刈りをしていると苗木まで刈ってしまうことがある、と書きました。あらかじめこのつぼ刈りをしておくと、刈り払い機で作業する時に間違って苗木を切ってしまうことはほとんどなくなります。

また、残すべき木を見極めながら、という神経も使わずにすみ、気持の余裕も持って作業ができるのです。

 

松木と共に散策皆さんには残す木を覚えていただき、その周りを刈っていただきました。

「何見ても同じ木に見える...」という声は聞かれつつも、皆さん一生懸命作業していただきました。下を向いての作業なので知らず知らずのうちにずいぶん先まで進み、「あんな上まで行ってしまったぞ、追いていかれちゃったなぁ」と松木が言うぐらい。

気がつけば、広い範囲を終えていました。人海戦術はやはり助かる、そんな実感でした。

 

せっかく来ていただいているので、作業後は松木と一緒にアファンの森を散策し、小屋でお茶を飲みながら、アファンの森に流れている時間を味わっていただきました。

お越しいただいた皆様、ありがとうございました。 

 

協力 : ローラアシュレイジャパン株式会社

 

(事務局 河西)

刈り払い機で草を刈っている松木この時期、森での作業といえば下草刈りです。

9月までの4ヶ月間の主な作業の一つです。

 

左の写真は、松木小屋の裏の谷間を刈り払い機で刈りはらっている松木です。

実はこの下草刈り、とても気を使います。

 

 

何でもかまわずに刈り払うなら、道具さえ使えるようになれば上手下手はあるにしても誰でも作業をすることができます。

しかし、刈り払う場所は苗木を植えている場所です。目印の棒を立てているとはいえ、何か考え事しながら作業をしていると、「チュン!」と刈ってしまいます。春の作業が台無しになります。

とはいうものの、この程度であれば慣れると目印をよけながら作業を進めることができます。

 

ヤブ刈りや除伐などを行って植樹した場所は、土の中で眠っていた種から芽を出すことがあります。

地面からこれまで見かけないような芽が出ていたら、刈らずに残しておく必要があるわけです。これを刈り払い機を操作しながら、見分けて、よける必要があるわけです。

 

「草刈ならお手伝いしますよ」と声をかけていただきます。とてもありがたいのですが、植物の、しかも芽を少し出している状態での見分けていただくことが必要になり、それをお話しすると「難しい」となってしまいます。

 

絶滅危惧種などがアファンの森で確認できるのは、この松木の目があるからです。

松木の松木たる所以です。

(事務局 河西)

この春まだ寒い頃、森のなかのスギの木にかけた大きな巣箱にフクロウが卵を産みました。
最初に見つけたのはこの森でフクロウ、ヤマネ、ネズミの調査をしてくれている川崎公夫さん。
それからというもの、みんなこの森でフクロウが無事に孵ることを願っていました。
ときどき巣箱のそばを通るときは驚かさないようにそっと、でも心の中では「孵ったかな」
「孵ってくれていたらいいな」と不安と期待でドキドキしながら巣箱を眺めていました。

 

そして5月のある日、フクロウの雛が巣箱から顔を出している事が確認されました。
見つけたのはやっぱり川崎さん。
無事に卵から孵っていたのです。
喜び勇んで写真を撮りに行きました。
巣箱よりもかなり遠くを歩いていると、人が近づいたのを察知した母さんフクロウが、
音をたてずに人気のない国有林の方へ飛び立ってしまいました。
まだ、飛ぶことのできない子どものフクロウはじっと静かにこちらを見ていました。
その頃は1羽しか見ることができませんでしたが、川崎さんに聞くと
「ちゃんと2羽いるよ」と返事が返ってきました。

 

数日前、川崎さんが「2羽とも巣箱から出て近くの木の枝にとまってた!」
と撮影した写真を見せにきてくれました。

 

 

フクロウのこども 【撮影:川崎公夫さん】「・・・・・」

かわいくて言葉になりません。
手前の目のパッチリした方が、後ろで眠たげな視線を投げかけている方よりも体が一回り大きいです。

 

はやく母さんフクロウから狩りの方法を教わって、
苗木の根っこをかじって枯らせてしまったネズミを
たくさんやっつけてくれよ!!

    【写真:川崎公夫さん】

 

(事務局 堤)

事務所に荷物が届きました。

八重山毎日新聞という見慣れない新聞紙に包まれたスノーシューです。

 

石垣島から届いたスノーシュー。ご寄付に感謝!実は、石垣島在住の方から「使うことはまずないので、アファンの森財団で使ってください」とご寄付いただいたものでした。

お送りいただいた方は、森での作業にボランティアとしてたくさん参加いただいていた方なんですが、仕事の関係で石垣島で暮らしておられます。

 

「それは使わないですね。」とありがたく頂戴しました。

この場を借りて改めて感謝申し上げます。

今度の冬には活躍することでしょう。

 

 

ありがたいな、と感じると同時に、日本は広いな、とも感じました。

(事務局 河西)

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