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アファンの森は今


2009年8月

アファンの森で伐採した木が、飛騨高山の工芸村「オークヴィレッジ」様の手で「アファンの森グッズ」として生まれ変わりました。


アファンの森の木は、隣接する木の陰になっていたり、混みいって木と木の間隔が狭すぎる場合は伐採します。そうすることで、より健康な森が育っていくからです。
これまで伐採した木は、炭、キノコのほだ木、歩道のウッドチップなどに利用してきました。
そして今回、もっともっと長く使える「アファングッズ」になりました。

さらに、

制作・販売を手掛けるオークヴィレッジ様のご厚意により、売り上げの一部がアファンの森を整備するための資金として活用されることになりました!!

アファンの森を身近に感じられる新たなグッズをどうぞよろしくお願いいたします。
(※アファンの森グッズは今年5月に伊勢丹新宿本店にて先行販売いたしました)

アファンの森グッズはこちら

 

~昨年おこなった伐採の様子を少し紹介します~

 

オニグルミ伐採

これはオニグルミの伐採。
このオニグルミの木は枝が枯れていました。また、幹も曲がっています。まわりにある木との日あたりの関係や、ここの場所一帯の樹種のバランスなどを考えて伐採することにしました。

 

 

 

 

 

 

伐採した材を集める

軽トラックで森の入口まで運んだら、トビクチという道具を使って、きれいに積み上げます。この作業は職人技、いくら力持ちでも技術がないとうまくできません。 

これはヤナギの仲間でヤマナラシという木です。この木は樹齢からみて、これから枯れていくと判断して伐採しました。すべての木が樹齢何百年にもなるわけではなく、数十年で枯れる種類も多いのです。 

 

(事務局 堤)

見かけない鳥の羽今日の午後、弥生池のほとりで一枚の鳥の羽を拾いました。

 

左がその拾った鳥の羽。

 

アファンの森の中を歩くと、よく鳥の羽が落ちています。その羽の大きさ、模様などを見ると、種類がわかることもあります。

また、羽の散乱具合でそこで何があったのか推測するのも、また面白いことです。

 

ちょっとこの羽、今までに見かけたことのない模様なんです。アファンの森以外でも私は見たことがない。弥生池のほとり、チップの上に一枚だけが落ちていました。

濃いグレーにメタリックブルーのスプレーを部分的に吹きかけたような色です。

 

思い当たる鳥は一つありますが、「ヒヨ吉さん」などアファンの森で鳥の調査に関わっている方に見てもらおうと思います。

松木にも聞いてみましたが、「知ねぇなぁ」とのこと。

 

種類はわかりませんが、あまり見かけない鳥がアファンの森を訪れてくれたようです。

 

(河西)

 

 

 

 

森を流れる空気が秋めいてきているアファンの森では、23日(日)会員見学会を行いました。

 

ゲストハウスの前からなかなか進みません。。。急きょご都合が悪くなった方などがいらっしゃいましたが、午前午後合わせて24人の方にお越しいただきました。

東京、神奈川、埼玉、茨城、そして兵庫からお越しいただいて、今のアファンの森の様子を体感いただきました。

アファンの森そのものの様子を、肌身で感じてわかっていただくことを大事にしているので、現場で携わっている松木と共に散策、というスタイルで行っています。

 

その松木が、「昨日の見学会はおもしろかったなぁ」と翌日言っていました。

 

松木流の表現だと「会員さんをからかえたから」ということなのですが、

つまりは来ていただいた皆さんが反応が良くて、いろいろと松木に尋ねながらの散策だった、ということなんです。(ご参加いただいた皆様、お気を悪くされないでください。。。)

始めていらした方が大半でしたが、松木や事務局の説明に「へ~」と言って終わるのではなく、「じゃぁこれは?」などとやり取りがある今回でした。分かろうとしていただいている感じがして、松木はもちろん事務局としてもうれしく感じました。

 

地面に落ちている、コナラのドングリと葉今回、少し話題になったのが、左の写真。

ナラの木のがある地面にたくさん落ちていました。

まだ若いドングリと葉がついた状態でいくつも落ちています。なんでこんなことになっているのか?という問いかけに

・木がもういらないから、と自ら落とした
・風や雨などで落ちてしまった
・何か虫の仕業なんじゃない
・・・

といろいろと会員さんからの答えが返ってきます。

これ、おそらく「ハイイロチョッキリ」という昆虫の仕業です。

まだ青いドングリの帽子の部分(殻斗)の上から小さな穴が開けられていて、その奥まで続く穴に卵が産みつけられているんです。

ドングリの中で卵からかえった幼虫は、その中身を食べてから外に出て、土の中で越冬し、翌年の夏に成虫になって出てくるようです。

 

話はここで終わらず、

なんで落とす必要があるのか?
落とすんだったらドングリだけでもいいじゃないか?
去年はあまり落ちていなかったのに今年こんなに落ちているのはなんで?
増えてしまって、森づくりに影響しないの?
・・・

こんな話がありながらの、散策でした。

 

毎回、少しづつ雰囲気は違いますが、会員さまの見学会ではアファンの森財団の根幹である「アファンの森の様子」を実際に手を下している松木と一緒に味わっていただくことを大事にしています。

 

(事務局 河西)

放置林だったところを4年前から手入れをはじめた場所があります。
お盆休みに少し歩いてみました。
植えたコナラやトチノキなど順調に育っていますが、風で種が運ばれてきたウダイカンバやシラカンバ、土の中に埋もれていた種(埋土種子)が発芽したと思われるキハダ、ホオノキなども旺盛に伸びています。

2mほどに生長したウダイカンバがありました。

2mほどに生長したウダイカンバ

 

 

 

 

 

 

 

 

よく育ったなぁと近づくと何か雰囲気が違います。
よく見ると
「・・・・・・???」

2匹の♂カブトムシがいます 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ!!」

 

カブトムシではありませんか。

2匹や3匹ではありません。 

たくさのカブトムシが・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

いるわいるわ
1匹、2匹、3匹・・・・全部で7匹もいました。
オスが3匹とメスが4匹。
こんな小さい木に。

 

 

 

♂の顔 傷跡が勇ましい

 

 

 

 

 

 

 

 

カッコイイですね。
しばらくのあいだじっくり観察してししまいました。

ウダイカンバの若木はオオクワガタの仲間が樹皮を剥がして樹液をなめるそうです。
カブトムシもそのようです。
こんな小さな木から栄養をとっているんですね。

 


みじかい夏 子孫を残します 

 

 

 

 

 

 

 

みじかい夏に子孫を残さなければなりません。
カブトムシも大変なのです。

 

 

 

(事務局 堤)

8月も半ばを過ぎてようやく夏らしい日差しがアファンの森に差し込むようになりました。
やっと夏が来たと喜んでいたのもつかの間、もう秋風が吹きはじめました。

 

秋といえばキノコ、キノコといえば秋、という人も多いでしょうけれど、森の中では一年中さまざまなキノコが見られます。
先日森を歩いていると夏のキノコがいくつか姿を見せてくれました。

  

おもしろい形をしていますね。何かをつまんでいる人の手にも見えます。
名前は「サンコタケ」といいます。

サンコタケ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは森を歩くとよく目にします。ホウキタケ科の一種。
ホウキに似ていますね。このキノコの仲間には食べられるものもありますが、ハナホウキタケなど毒を持つものがあるので要注意です。食用になるものでもそんなに美味しいものではありません。サンゴのようですね。目で楽しむのがおすすめです。

ホウキタケ科の一種

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色鮮やかな童話の世界に出てくるようなキノコですね。
これを見て「毒キノコですよね」と言う人がよくいますが、実はれっきとした食用キノコです。
ヨーロッパでは生で食べるそうです。
名前は「タマゴタケ」。最初は真っ白な卵の形をしていますが、卵の殻をやぶるように真っ赤な傘が出てきます。とても鮮やかな赤い色が特徴です。猛毒のベニテングタケと間違えて食べる人もいるようですので注意してください。
※ベニテングタケは傘に白いツブツブ(鱗片)があります。

 仲良くならんだタマゴタケの幼菌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美しい夏のキノコたちでした。

 

 

(事務局 堤)

 

 

 

 

 

ここ数年で、非営利団体への寄付方法もさまざまなものが出てきています。

 

アファンの森財団へも、

・インターネットを介しての買い物や資料請求などでたまったポイントが、お金に換算されて寄付
  → 【事務局日記】インターネット上での募金

・クリックするだけで募金ができる仕組み
  → 【事務局日記】「クリック募金」始動

・アンケートモニターに登録して、回答してもらえるポイントが、お金に換算されて寄付

など、現金振り込み以外の方法もとらせていただいています。

 

そして、新たに寄付方法が一つ加わります。

今、何かと話題になっている「エコポイント」も、9月上旬より(予定)「環境寄付」(エコポイントを利用して地球環境保全等の事業への寄付)が可能になります。

 

その寄付先の団体として、アファンの森財団も登録いただきました。
「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業における環境寄附対象団体の募集結果について」

 

現在でも、エコポイントを利用して交換できる商品は20,000種類程あるようですが、これでさらに増えることになります。

その中から「これにしよう!」と決めるのもなかなか骨が折れる作業になりそうです。

申請などが必要なので、少し手間もかかります。

(実は、我が家でも家電を買い替えたのでエコポイントをもらえるのですが、その手続きはできていない現状でして、、、)

 

しかし、日本中の環境のために頑張っている団体が元気になる仕組みでもあります。

使い道(交換先)が定まっていないようでしたら、寄付も考えていただき、

どうかポイントを無駄にせずに、手続きいただければと思います。

 

(事務局 河西)

8月5~7日、栃木と神奈川の4つの児童養護施設で暮らす20人の子ども達を招待して、アファン"心の森"プロジェクトが行われました。

 

今回の心の森は、ずっとアファンの森で過ごし、森遊びに明け暮れた3日間でした。

誰もが元気で、とても賑やかな20人でしたが、みんな朗らかで素直で、楽しさと穏やかさが共存するような時間が流れました。

 

長野駅で新幹線から信越線へ乗り換え、黒姫駅へ到着した参加者はバスでアファンの森へ。

ニコルと握手を交わして、アファンの森へ入っていきます。3日間一緒に過ごす全員と出会い、絵を描き、その絵を使ってグループ分けし、自己紹介をして森の達人たちと出かけていきます。

予定では、夕食もアファンの森でとり、夜のアファンの森も味わってもらおうと計画していましたが、数日前に森の住人であるツキノワグマが、何日か松木小屋の周りをうろちょろしていたようですので、ここは人間の方が一歩引いて、夕方に宿へ戻りました。

宿の庭で、おやきやすいとんをおとなこども関係なく自分たちで作り、食べました。

半日、アファンの森で過ごした子ども達は、緊張も解け楽しげな顔を見せ始めていますが、本来のその人の姿が表に出てくるまで、あともう一歩、という感じでした。中には、最初っから自分全開の人もいました。全体がその人に引っ張っていってもらった感じもした初日でした。

 

2日目。

森の入口で深呼吸をした後、昨日のグループに分かれて出かけます。毎回、2日目の午後はツリークライミングを実施していますが、今回は予定せず、つまり一日中アファンの森の森遊びです。

ロープを掛けただけのブランコに揺られたり、カエルを追いかけたり、自分たちで作った小屋の中でおやつを食べたり、裸足で水に入ったり、草の笛を作ったり、...。

始めて会う子どもたち同士が声を掛け合うシーンも増えてきます。「○○あるよ~」と声をかけてもらって早くそこへ行きたいんだけど、足元で跳ねるカエルも気になってつい捕まえようとしてしまう、という様なシーンも見られました。

この日は松木も森にいたので、いろんなグループに顔を出しては子ども達と真剣に遊んでいました。

夕方、丸一日アファンの森で過ごした子ども達と森の主であるニコルが再び出会い、ニコルからのメッセージに子ども達は耳を傾けていました。

この日の夕食も、宿の庭で鉄板焼きです。実は夕方から雨が降ってきてしまいましたが、シートが張られているので雨音の下でワイワイ食べます。

ところが、これがすごい雨!シートに当たる雨音で話声が聞こえなくなるぐらいでした。

(実はこの日の夜遅く、ニコルからの連絡で事務所前の鳥居川が氾濫した事を知るわけです。)

 

最終日。

森に到着して、すぐにアートセラピーです。全員で絵を描き、一人ひとりが描いた絵をみんなに見せて、見た人は感じたことを表現する時間です。コツをつかむと子ども達も鋭いことを表現し、苦笑いの大人の顔もありました。

前日の大雨で、川遊びができなくなったので全員で森遊びの仕上げです。
遠くからその様子を見ていると、大人も子供も、スタッフ、参加者、付添いの職員ななど関係なく全員が森の一員として対等で、それぞれが楽しみ合っている感じがしました。

 

最初から最後までアファンの森で活動したのは久しぶりのことでした。子ども達と関わる大人に余裕があり、いろんな大人がいろんなグループに関わっていることが心地よく、今まで以上に子ども達の個性が感じられた3日間でした。

 

協働 : 日本アムウェイ合同会社 One by Oneこども基金
協力 : 株式会社インテージ

先週の8月6日木曜日、朝からアファンの森周辺は薄曇でした。
戸隠方面の山には暗くて重たそうな雲が一日中のしかかっていました。
夕方になり雷の音が大きくなってきたと思ったらあっという間に土砂降りになり2時間あまり降り続きました。

夜9時過ぎになり「鳥居川が溢れた。事務所の前の道路を川の水が流れている」という連絡が入りすぐ現場に車を走らせました。

 

暗闇の中、増水した水が濁っています事務所に近づくと消防車の赤いランプがくるくる回っています。なんだかイヤな感じです。まずは事務所に入り、浸水がないかチェック。事務所の前の道路を川から溢れた水が流れたようですが、幸い事務所の中まで水は入ってきませんでした。既にニコルさんが来て低いところに置いてある本などの紙類や電気コードなどを濡れないように机の上に上げてくれていました。
川に近づくと、ゴンゴン川の中で石がぶつかる音がしており、濁流は土と砂の混じった異様な匂いを運んできて、辺りはいつもとまったく違う様相でした。

 

 

 警戒していた水防団の人に聞いたところ、上流の戸隠で大雨が降っており土砂でせき止められた水が流れ出すと、再び川が溢れるだろうとのこと。
事務所に戻り残りの浸水対策をしました。
鳥居川の水が溢れたのは1995年7月11日以来の事です。

  

様相が一変した鳥居川今日(8月11日)の写真。川の景色が一変しています。

 

 

 

 

 

 

 

以前の様子(7月撮影)これは7月に撮影した写真。上の写真と比べると変化がわかります。

 

 

 

 

 

 


 

 水が流れた痕跡

土手の上の草が倒れ、ここを水が流れたことがわかります。 

 

 

 

 

 

 

この光景を見てある事を思い出しました。
かれこれ5、6年前になりますが、四国を襲った台風の直後、徳島県のある村へ洪水と地すべりの災害現場を視察に行ったことがあります。その時目にした光景で印象に残っているのは、土砂崩れで山の斜面から流されたスギの木がダム湖一面を覆っていた事。それは水面だけではなく湖底にも無数に沈んでいました。信じられない光景でした。スギの木の根はどれもみな皿状に薄っぺらで、立っていたことが不思議に思えるくらいのものでした。ダム流域の山は一斉に植林されたスギ林でした。

(今回の鳥居川と比べると降雨量は比較にならないくらい多かったと記憶しています。)

 


翌日アファンの森へ行くと、小川はいつもの2倍~3倍程度流れているものの被害はまったく無く、いつもとかわらず来る者をやさしく迎えてくれました。

 

(事務局 堤)

 

 

※おかげさまで事務所の浸水被害はありませんでした。
 8月11日~16日までの夏季休業期間中は浸水対策のため電話、FAXはつながりません。  

今度の週末、8月8日(土)、9日(日)に、長野県環境保全研究所の飯綱庁舎が

『"まるごと"感じる高原の自然・夏』 と題して、施設を公開します。

 

この飯綱庁舎には、自然環境系の研究者がたくさんいらして、研究員のおひとりには評議員をお願いしていたり、アファンの森での調査についてアドバイスいただいたりしています。

 

とかく「研究者が集まっている長野県の施設」と、とっつきにくい場所になりがちですが、職員の皆さんは、自然や生き物が好きな方々ばかりで、その知識はやはり深いです。

そんな研究員と一緒に自然を見ると「へ~」ということが多くあると思います。夏休みの宿題の相談はもちろんですが、自然や生き物について少し知ってきたという方が、一歩深めるにはよい機会ではないかと。

 

堅苦しい内容はなく、「お山の自然茶」なんて言うお茶のサービスもあります。森の恵みの一つですが、研究所らしい切り口があることでしょう。

よろしければこの機会に訪れてみてください。

 

案内チラシ → http://www.pref.nagano.jp/xseikan/khozen/topic/21koukai2.pdf

 

(事務局 河西)

キビタキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キビタキ
Narcissus Flycatcher
(写真:ヒヨ吉)

 

 

7月になると、調査中に遭遇するカやアブなどの虫も増えて、実はなかなか大変です。

それに鳥たちの多くは、この時期になると子育てが終えるためになわばりを確保する必要がなくなり、春に聞いたような「森全体から湧きあがってくるようなさえずり」を聞くことはもうありません。

調査期間としては、ちょっとさびしくて、悩ましい時期でもあります。

 

しかし、まだ元気にさえずりをしている鳥がいました。それはキビタキです。

 

雄には、名前の由来でもある黄色い羽毛があり、それはそれはすてきな容姿をしています。
一方、雌は卵を抱くために地味な姿をしています。

地味な雌に出会った人間界の女性陣からは「雄だけきれいなんて、不公平ねぇ」なんてことを聞くこともありますが、生活のスタイルを聞くと、これがベストカラーだということが、よくわかります。

ですから、私はキビタキの雌に出会ったときには雄と同じように「きれいな羽だな」と思いようになりました。

 

ところで、なぜキビタキは他の夏鳥よりも長い期間をさえずるのか、私はとても不思議でした。

すると、ある人から「キビタキは一夏に二回繁殖をすることがあり、縄張りを維持する時期が他の夏鳥よりも長いからだよ」と教わったことがあります。

7月の調査でもアファンの森では、何度もさえずりを聞きましたから、一夏に二度目の子育てができるだけの環境が整っている可能性がありそうです。

来年の調査の課題になりそうです。

 

何はともあれ、子育てを二回すれば、その分アファンの森がふるさとになったキビタキがたくさんいるということ。アファンの森が大好きな私には、キビタキのヒナが一羽でも多く巣立っていくことは、この上ない喜びです。

 

 

今回は虫に悩まされながらのアファンの森の鳥類調査ではありましたが、そういう虫たちがたくさんいるからこそ、キビタキはその虫たちを餌に子育てをすることができる(しかも二回かもしれない!)ことを忘れてはいけないと森を歩きながら感じました。

 

森に虫がたくさんいることと、鳥がいるということは、「自然界の生き物の命の関係」でつながっています。月に一度しか森にこない私が虫がいることを煩わしく思うこと自体がおかしいことなのです。

アファンの森を「生活の場」とする全ての生き物たちに対して、今まで以上に謙虚な気持ちで接し、礼を尽くしながら見つめていきたいと思います。

 

(ヒヨ吉)

※事情によりイラストはお休みします。ごめんなさい。

 

.............. 
ヒヨ吉さん

現在、東京で仕事をする傍ら、アファンの野鳥調査に携わっていただいています。
小学生の頃から野鳥を観察していて、野鳥歴(?)は20年以上。
ニコルの手がけた専門学校の卒業生でもあります。
これまで調査や環境教育などに参画しつつ、野鳥のイラストも描かれていて、
2000年からは英国に留学し、日本では学ぶ場がない「野生生物画」を学んで2003年に帰国。
日本でもイラスト提供や個展など開かれています。
ヒヨドリが大好きなので「ヒヨ吉」。

 

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