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アファンの森は今


『ウェールズ、いろとりどり』 その17 ~雑誌の取材~

ウェールズでの滞在も、折り返し地点になりました。

地面の草が本当に毎日伸びているのがわかるくらいに、緑の深みが日々増しています。

 

実はこのところ、きちんとフィールドを歩けていませんでした。

4月15日に英国で出版されている野鳥の絵と写真の雑誌BIRD ART & PHOTOGRAPHY(バードアート&フォトグラフィー)の取材を受けることになり、宿舎で描いた絵の解説をするための文章や質問されそうなことを説明するための事前のテキストの準備をしていました。

しかし、自分の絵のことを説明する原稿の準備をしていて、黒姫のアファンとウェールズ・アファンのことを正確に説明する英語力の不安を感じてしまい、私の滞在のバックアップをしてくださっているCELT21のクリスチャンさん(第14回参照)にお願いしたところ、忙しい仕事の中で時間を作って来てくださいました。

 

黒姫アファンと姉妹森締結で整備された「漢字の森」の前で野鳥観察をするデービッドさん(左)とクリスチャンさん取材中、クリスチャンさんはこの雑誌の編集長のデービッドさんと多岐にわたって話が盛り上がっていて、今回の出会いを楽しんでいる様子だったのが、私は何よりうれしかったです。

 

(写真:黒姫アファンと姉妹森締結で整備された「漢字の森」の前で野鳥観察をするデービッドさん(左)とクリスチャンさん) 

 

実は、私はデービッドさんとは以前野鳥雑誌の仕事をしていたときに海外の取材先で会っていて、そのときに私が鳥の絵を描いていると彼に伝えたところ、とても私に興味を持ってくれて以来メールで時々連絡を取り合っていました。

再会してすぐに、

「君が本当に野鳥画家としてウェールズに来るなんて。人生って、本当におもしろいねぇ」

といい、彼はニコニコしながら喜んでくれました。

ウェールズでの滞在中に心配なことや不安なことはないか?ちゃんとご飯は食べているのか?など、取材とは関係のないこともいろいろ気にかけてくれました。

 

今回、私が雑誌の取材を受けることを知ってアファン森林公園ビジターセンターのカフェで働くキャロルおばさんは、

「リラックス、リラックス。英語の心配? あなたならきっと大丈夫よ。」

と、自分の子供に言うように応援してくれ、取材でカフェにいたときには全員に飲み物をサービスしてくれました。こういう心遣いがキャロルおばさんらしくて大好きです。

 

私は、普段は森の中での地道な作業の連続で、時々ひどく孤独を感じることもあります。

しかし、不思議とそれがピークになる前に多くの人に支えられていることを知る機会があります。

そういうときに、私はつくづく本当に幸せな人間だと感じます。

 

残り2ヶ月の滞在です。

その間にまだやるべき仕事は山のようにありますが、わざわざ遠くからウェールズ・アファンにまで取材に来てくれたデービッドさんの期待にも、カフェのおばさんたちの応援にも応えられるように、しっかり地に足をつけて前に進みたいと思います。

 

追記:今回の取材の内容は、雑誌が季刊のため、掲載が冬号になるとのことです。

 

(ヒヨ吉)

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ヒヨ吉さん

現在、東京で仕事をする傍ら、アファンの野鳥調査に携わっていただいています。
小学生の頃から野鳥を観察していて、野鳥歴(?)は20年以上。
ニコルの手がけた専門学校の卒業生でもあります。
これまで調査や環境教育などに参画しつつ、野鳥のイラストも描かれていて、
2000年からは英国に留学し、日本では学ぶ場がない「野生生物画」を学んで2003年に帰国。
日本でもイラスト提供や個展など開かれています。
ヒヨドリが大好きなので「ヒヨ吉」。
現在、日英で楽しめる「鳥の本」を製作するために、ウェールズのアファンの森へ出張中。

 

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