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アファンの森は今


2011年6月

 

アファンの森で猛禽類(ワシやタカ)などの調査をしている

カワサキさんが昼前にやってきました。

 

「ハチクマいたよ・・・」

 

さっそく写真を見せてもらいました。

猛禽類が2種類と小鳥が1種類写っています。

写真のハチクマの顔は細長くて、目は獰猛さを感じません。

ほかのワシやタカとはかなり違う風貌です。

 

この鳥、ハチを見つけると巣に入っている幼虫やサナギを食べてしまいます。

顔が長いのは、ジバチ(クロスズメバチ)などのように

地中に作った巣に顔を突っ込んで食べるのに都合がいいからなのでしょうか。

 

信州の代表的な食べ物(珍味)の一つに「はちのこ」は

クロスズメバチなどの幼虫やサナギを調理したものです。

私も何度か食べましたが、とてもおいしいものです。

 

 

                     【ハチクマ】

 110628_Hachikuma_Kimio Kawasaki.JPG

 

 

 

 

 

 

 

                                    写真:川崎公夫

 

こうして飛んでいるハチを追って巣を見つけるのだとか。

カワサキさんに森番の松木さんが
「あいつら飛んで追えるからな…」と、うらやましそうに話していたそうです。

 

 

そう、松木さんも「はちのこ」が大好物なのです・・・。

 

 

 

 

 (事務局 堤)

 

 

この前の日曜日、別件で黒姫に来ていた水生生物の調査メンバーが、

水辺を飛んでいたトンボをとらえ、種名を確認しました。

 

 

 

        【コサナエ】

110619_Kosanae.JPG

サナエトンボ科。 

生態を調べると、

「羽化して間もない若い個体は水辺に近い樹林の林縁

や土手の草むらなどで生活する」とあります。

 

 

  

 

 

 

       【エゾイトトンボ】

110619_EzoItotonbo.JPG

 イトトンボ科。

「丘陵帯の低地や丘陵地、低山地の抽水植物が

繁茂する池沼や湿地などに生息する」のだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

    【クロスジギンヤンマ】

110619_KurosujiGinyanma.JPG

ヤンマ科。

「抽水植物、浮葉植物、沈水植物が茂る、やや小規模

の樹林が隣接した、あるいはそばにある池を好む」

 

 

 

 

 

 

 

こうしてトンボの「種類」とその「生態」を見ていくと、その場所の自然環境が見えてきます。

 

 

採取した弥生池とカワセミ池は周囲を木に囲まれて、

水の中にはヨシやコウホネなどの抽水植物が育っています。

池の水は小さな水路に注ぎ、ゆるやかな流れをつくっています。

 

       【水路】 

110624_Suiro.JPG

 

 

そんなに広くない範囲ですが、

多様な環境がそろっていて、

トンボにとっては居心地のいい場所のようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(事務局 堤)

アファンの森は、英国ウェールズ・アファン森林公園と「姉妹森」です。

 

姉妹森調印式お姉さんであるウェールズのアファン森林公園の前チーフレンジャーであるリチャード・ワグスタッフさん(上の写真、中央)が、この度MBEを授与されることになりました。

 

MBE(Member of the Order of the British Empire)は大英帝国勲章のひとつで、

功績の顕著な経済人、文化人、芸能人、スポーツ選手や社会奉仕活動等におくられるもので、

2005年にニコルも賜りました。

 

姉妹森の両方で、その功績が認められてMBEの叙勲者がいることは、

すごいことだな、と感じます。

 

(事務局 河西)

 

昨日のことです。

午前中は晴れ間もののぞき、エゾハルゼミの声が広がるアファンの森。

 

ヤマザクラの枝先を見るニコル

ニコルが弥生池の畔にあるヤマザクラの枝先をつまんで、

なにやら真剣に見ています。

 

 

 

 

 

 

松木も加わり、ヤマザクラの枝先を二人で真剣に見ています。

そこに、下草刈りをしていた松木も加わり、

ヤマザクラの枝先をしきりに見ながら二人であれやこれや言っています。

麻布大学の野生動物学研究室です。

アファンの森で動植物の調査を初めて2年が過ぎました。ときどき調査のようすなどを報告させてもらおうと思います。

 

草地で集合写真

今年度は3人の学生が調査をすることになりました。

一人は卒論を継続発展させようと大学院に入った嶋本さん、あとの二人は研究室に入りたての3年生の佐野さんと池田さんです。

ニコルさんに言わせると「なんでかわいい女の子ばっかりなの?男は何をしてるの!」とのこと。

 

 

 

5月上旬と6月上旬にお邪魔しましたが、この1ヶ月の変化は劇的でした。5月にはコブシが、6月はミズキとクルマムグラが印象的でした。

 

タニギキョウ

 

 

 

 

 

タニギキョウ

今日の午前中のことです。

森で作業している石井から

 

「太陽の周りに丸い虹のようなものが出来てるよ。」

 

と連絡が入りました。

アファンセンターから外に出て空を見上げると、そのとおり光の輪が出来ていました。

 

太陽の周りに「光の輪」

 

6月も半ばを過ぎました。

 

季節は刻一刻とうつろい、森に咲く花も様変わりしました。

今咲いている花をいくつか紹介します。

   

    【カキツバタ】                 

110614_Kakitsubata.JPG

カワセミ池のほとりに咲いていました。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    【クリンソウ】

110614_Kurinsou.JPG

水路のほとりに咲くクリンソウ。

まわりに葉を広げているのはフキ。

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは木に咲いた花

 

      【ヤマボウシ】

110614_Yamaboushi.JPG  

緑がかった白色のヤマボウシの花。

秋には赤くて甘いクリームのような実をつけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

      【タニウツギ】

110614_Taniutsugi.JPG  

こちらは弥生池のほとりに咲くタニウツギ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       【カンボク】

110614_Kanboku.JPG

こちらはカンボク。

新緑の中にあって純白の花がひときわ目立ちます。

 

 

 

 

  

   

  

 

 

 

キノコも出ています。

   

   【サケツバタケ】

 

110616_Saketsubatake.JPG  

かわいらしい大きさですが、この後どんどん成長して

傘の直径が20センチくらいにまで大きくなります。

傘の裏側は紫色。

食べられるキノコで図鑑を見ると「癖がなく美味」とあります。

 

イチドタベテミヨウカナ。

 

 

 

 

 

 

 

(事務局 堤)

 

今年は例年よりも早く梅雨入りしました。

 

ここ黒姫では、カラッと晴れる日があったり、翌日には突然雨が降り出したりと

安定しない天候が続いています。

 

6月の会員見学会は11日の土曜日。

梅雨らしく雨がシトシト降るなか見学会がはじまりました。

 

110611_Kengakukai.JPG

最初に「アファンの森」のお話。

今回は雨を避けて炭焼き小屋で。

狭いのでみなさん肩寄せ合って聞いていただきました。

 

 

 

 

 

 

そして、いつものように森番の松木さんの案内で森を歩きがスタート。

雨に濡れた草花や木の葉がみずみずしく、新緑が目にとてもやさしく感じられます。

 

 

110611_Futarishizuka.JPG

フタリシズカの花穂の数をかぞえ、

3つならサンニンシズカ、4つならヨニンシズカ?

などと松木さんも時々冗談を交えながら

和気あいあいと歩きます。

(フタリシズカの花穂は2つのものが多い)

 

 

 

 

 

 

 

110611_MoriaogaeruRankai.JPG

弥生池の淵にあるミズキの枝にモリアオガエルの

卵塊が3つ4つありました。

前日の夕方にはなかったので一晩のうちに

産んだもののようです。 

 

 

 

 

 

 

朝降っていた雨が午後には上がり、時おり青空も顔を出してくれました。

 

 

 

 

☆参加された方々の年齢層

 

9歳の男の子(この日が誕生日)

10代の女の子

20代の青年

30代の男女

40代、50代のご夫婦とご婦人

60代80代の紳士

90代のご婦人

(70代の松木さん)

 

 

年齢層の幅広さにおどろきました。

そしてみなさんの笑顔が印象的でした。

 遠いところからもお越しいただきました。

皆様ありがとうございました。

 

 

 

(事務局 堤)

 

小さな池の上にのびたオオヤマザクラの枝に

クリーミな白い泡。

 

 

 

卵塊

冷えたグラスにこんなきれいな泡ができると、

思わず喉が鳴るのですが・・・

 

 

 

 

 

 

 

これはモリアオガエルが産んだ卵の塊。

卵塊の上の方にはメスの背中に抱きついているオスのカエルが見えます。 

 

 

  

 

モリアオガエル

枝先の方にも抱接しているカエルが。

大きなのがメス、背中に乗っかっているのがオス。

そして、その下から割り込んできているのが

たぶんオス。

 

 

 

 

 

今風に言うと肉食系です・・・。

 

まあ、彼ら肉食の生き物ですから。

 

 

 

(事務局 堤)

 

 

ヨーロッパヨタカ  ※著作権保護のため、画像に一部加工をしております。ご了承ください。

 

 

 

ヨーロッパヨタカ
European Nightjar

 

 

前回のブログで、すべての鳥を描き終えたとお伝えしたばかりですが、それがもう嘘になってしまいました。

今まで気配がなかった鳥、ヨーロッパヨタカを観察できたのです。

 

ヨタカの仲間は夜行性で、暗い空を飛びながら蛾など捕える生活をしています。

6月になってからウェールズ・アファンでヨタカの好む蛾がたくさん発生していましたので、ここ数日に越冬地であるアフリカから到着したのでしょう。

 

気がついたらいつの間にか6月に・・・。

 

森に行ってみるとこんなものがありました。

 

110608_oomizuao1.JPG

こんな木の葉っぱあったかな?

 

ベルベットのようで触り心地がよさそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

110608_oomizuao2.JPG

新緑の季節らしい淡い色。

 

虫さんが1匹のぼっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

110608_oomizuao3.JPG

あれ、どっかでみたような・・・。

 

 

・・・・・!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

110608_oomizuao4.JPG

全体の写真がこれ。

 

 

 

 

 

 

 

オオミズアオという、名前も美しい「 ガ 」 です。

蛾というと「毛嫌い」する人がいますが・・・

ベルベットのような羽を持つ、美しい生き物です。

 

 

 

(事務局 堤)

 

 

 

およそ48平方マイルの敷地をもつアファン国立森林公園。

その中を約半年間、ほぼ毎日のように10~20km歩き回って確認した鳥は81種(6月6日現在)にもなり、そのなかで図鑑掲載用に描いたのは、複数回記録できた67種類となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モリフクロウ
Tawny Owl

 

 

 

最後に描いたのは、夜行性の鳥、モリフクロウです。

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