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アファンの森は今


2017年5月

先週、巣箱から顔を出していたフクロウの巣立ちを確認しました。
そのことをアファンの森で鳥の調査をしていただいている川崎さんに連絡すると、早速確認しに来てくれ、レポートを書いてくれましたので、紹介します。

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先週の月曜日、黒姫のスタッフから「フクロウのヒナが巣立ったよ!」と連絡をもらいました。

フクロウは、巣立ちと言っても飛べるようになった訳ではなく、巣穴から(アファンは巣箱)出て近くの枝に止まり、親フクロウが持ってくる餌を待っている状態です。

巣のある木に、じっと止まっていてくれれば見つけやすいのですが、たいがい近くの別の木に止まってます。まだ飛べないヒナは、地面に飛びおりて… いや…落下して よちよち歩き、丈夫なくちばしと脚を使って垂直の幹を登ります。
 
枝ぶりが広々としたコブシなどの広葉樹に止まっていれば、見つけやすいし写真うつりもいいのに、枝葉の多いスギに止まっていることも多いのです。

翌日の火曜日に、さっそく見にいきました。

まずは巣箱のかけてあるスギを、上から下まで丹念に見ましたが見つかりません。
そして周辺の木を、一本づつ探してみるとスギの高いところから僕を見つめる二つの眼が…
ヒナを見守る母フクロウでした。
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カメラを向けると、僕を一瞥してふわりと森の奥に飛んでいきました。

やはりヒナは近くにいるはずだ。
しかし、30分ぐらい探したけど見つからず、近くにいるだろう母フクロウにも心配かけているので引き上げようと、少し離れて振り返るとスギの中に何かいるような気がしました。
双眼鏡でのぞいてみると… いた!
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スギの枝の隙間から、ちょっとだけ顔が見えました。

今年は2羽が孵化したので、もう1羽も近くにいるかな?
止まっているスギに近づいて下から見上げたけど、よく見えません。
今日は帰ろうと、ふと足元を見ると羽が落ちていました。

それはフクロウの羽でした。
そして、それはヒナの羽でした。

テンか?キツネか?
おそらく、地面に落ちたときに襲われたのでしょう。
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フクロウにとっては残念な事ですが、それは別の生き物の命に引き継がれたということです。

と、わかってますけどね…

もう1羽は無事に育ってほしいです。

(レポート文・写真 川崎公男)

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巣箱の中では2羽の雛を確認していましたが、巣立った段階では2羽の存在を確認できずにいました。巣立つタイミングが同時ではないので、まだ巣箱の中にいるのか?それとも巣立った後見つからないだけなのか?と思っていたら、、、、

自然は厳しいものです。

アファンではフクロウが棲める豊かな森になるようにと、整備はしていますが、フクロウを直接的に保護しているわけではありません。自然の生態系の中では当然こういうことは起こります。
フクロウだけが棲める森ではなく、たくさんの生き物が命の環でつながっている森を目指しています。

(黒姫事務局 大澤)

27日、28日は復興の森の整備作業を実施しました。
地域の方、子供たち、市の職員、そして、森の学校プロジェクト員会のメンバーにもなっていただいている(一財)サンデン環境みらい財団 環境ネットワークキャンパス(通称E-キャン)の皆さんが森の整備に来てくださいました。
今回はサウンドシェルター周りの整備を実施。整備場所に選んだ場所は、木が混み合って、地面まで十分に光が届かず、下草がほとんど生えていません。適度な間伐を行い、光を地面まで届くようにして、森をもっと多様性豊かな森へ再生させます。
昨年までに整備し多場所は、スミレや、ドングリのアカマツなどの草や樹木の実生が生えてきています。少しずつ植生が回復しているようです。せっかく戻りつつある緑を人が踏み潰してしまっては意味がないので、人が入らないエリアを決めて、ロープを張りました。
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28日は、E-キャンメンバーによる ソーラークッキングのワークショップも同時開催しました。太陽のエネルギーだけを使っての調理を実演してもらいました。
ソーラークッカーを組み立てて、調理するものをセットしたら、あとは太陽に任せるだけ。
待っている間は前日の整備の続き。戻ってくるころには料理が完成していました。
炊き込みご飯、ゆで卵、蒸し芋など、どれもおいしく完成!太陽の力を実感しました。
災害時、ガスが止っても、温かい料理が作れる方法として防災対策にもなりますし、地球温暖化の原因になる温室効果ガス(二酸化炭素)の削減にもつながりますよね。
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作業していると、ちょっとした楽しみも。ツルのブランコや、子供たち作の秘密基地。アートな作品もできていました!遊びなど与えなくても、森にあるものだけでも十分に楽しめます。想像力が育まれます♪

まだまだ森の整備が必要です。
皆さんのご協力をお待ちしています。
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協力:サンデンホールディングス株式会社
※コスモ石油エコカード基金助成を受けて実施しています

(黒姫事務局 大澤)

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5月の会員見学会は、森の散策と、保全作業でした。
新緑の季節を迎え、鳥たちの鳴き声で森の中はとても賑やかです。
フクロウの巣立ちの季節でもあり、見学会の中で、雛の姿もみられるかもしれない日でした。
というのも前日、ちょうどフクロウが巣立ちの準備で巣箱から顔を出してくれたタイミングだったからです。
完全に巣立ってしまうと、森の中で雛を探すのはなかなか難しいですが、まだ箱にいるときは見られる可能性は高くなります。


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森の案内中には見られませんでしたが、お昼ごろには雛も見ることができました。
今年も無事、育ってくれることを祈ります。

保全作業はオオハンゴンソウの駆除作業です。
この作業も6年目。1年目と比べると、確実に衰えていることが実感できています。
数も減り、大きな個体もあまりありません。
見分けにくい小さな個体を残さないように、丁寧に作業してもらいました。
減っていることは間違いないですが、完全に駆除するのは難しいです。
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引き続き、地道に作業を続けていきたいと思います。

ご参加いただいた会員の皆様ありがとうございました。

次回以降の会員見学会は、
6月17日(土) 初夏の森の散策 と
7月8日(土) 夏の森の散策とナイトハイク です。

(黒姫事務局 大澤)

3月からニコルのコラム「Country Gentleman」が毎日新聞で連載しています。

新聞では翻訳して掲載していますが、原文は英文。

英文も毎日新聞(英語版)からご覧いただけます。
どうぞご覧下さい。

https://mainichi.jp/english/articles/20170426/p2a/00m/0na/002000c

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