アファンの森は今(ほぼ毎日更新事務局ブログ)
サポーター登録、寄付、トラストはこちら
C.W.ニコル公式サイト
よくある質問
お問い合せ
サイトマップ
プライバシーポリシー

アファンの森 震災復興プロジェクト

大震災に寄せて


 このたびは、千年に一度という巨大地震に襲われ、また、その影響による原発事故という未曾有の事態に至っています。
 被害に遭われた皆様には、心からのお見舞いを申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、スタッフ一同深くお悔みを申し上げます。そして、一日も早い復興を念じております。
 この東日本大震災からの復興のために私たちに何ができるか、震災以来考え準備をしてまいりました。多くの皆様に支えられて、森を甦らせる活動をしてきた「アファンの森財団」として、森を通じて貢献出来ることを始めていきたいと考えています。
 1つは、 森は甦ることを伝え東北の森を再生するためのお手伝いをすること、そして豊かな森が持つ“森の癒し”を提供すること。日頃私たちの主軸の活動である、“森の再生”と“心の再生“この2つの視点で、アファンの森「震災復興プロジェクト」を始動する運びとなりました。多くの皆様と一緒にこの国難の一助を担いたいと想いアファンの森「震災復興プロジェクト基金」を開設させて頂きます。少しでもご無理のない範囲でご支援、ご協力いただけましたら幸いです。一日も早い東北の復活のお手伝いをしたいと考えています。活動内容は次の通りです。

2011年4月2日
一般財団法人 C.W. ニコル・アファンの森財団
理事長 C.W. ニコル


1)被災地のご家族をアファンの森へ

 被災により家族を失うなど、辛い経験をしてしまった子どもたちやご家族をアファンの森へ招待し、傷ついた心を森で癒す5センスプロジェクトを展開する準備をしています。
 アファンの森財団では、これまでの 7 年間で約550 人の児童養護施設や盲学校の子どもたちを森へ招く「心の森プロジェクト」を開催してきました。その実績を活かしてまいります。アファンの森は、多くの生き物たちが命の輝きを取り戻した森です。そんな森は、被災地の子どもたちを暖かく包み込み元気にしてくれると信じています。

【 準 備 】
 2011年6月下旬、宮城県東松島市、石巻市、南三陸町の被災地をスタッフ野口と河西が訪問しました。被災から3ヶ月以上たった今でも、津波の傷は無惨にも深く言葉を失うものでした。家族や友だちを失い、家をはじめとする全てが流され、戻れる場所がない状況で、時間が経つごとに別の悲しみや不安が襲う日々を過ごされていらっしゃいます。地域ごとに被災の状況や、行政の対応なども様々で、抱えている問題がそれぞれあることがわかり、特に心のケアまで手が回らないのが現実のようでした。
 この度、宮城大学事業構想学部事業計画学科教授、風見正三先生のご協力により、私たちの呼びかけに東松島市教育委員会が応えて下さり、
「温泉旅行やスポーツ観戦などは各方面から沢山のオファーをいただいていますが、被災地の人々に一番必要なのは、アファンの森のプロジェクトのような自然の力によるケアだと思います。ぜひこのプログラムに参加させてください」
と、ご要請をいただきました。まずOne by One こども基金と協働で開催している8月と9月の「心の森プロジェクト」に東松島市の親子をご招待することになりました。
 また、同じく風見先生のご協力で仙台市震災復興室が対応いただきました。子ども達の心を包むことと同時に、仙台市の森の再生にも繋がるような活動にしたいことをお伝えし、各担当部署の方と調整いただきました。学校の秋休みのタイミングで実施することとし、仙台市教育委員会から小学校へ周知いただきました。参加申込み受付などは同じく風見先生にご紹介いただいた仙台放送ニュービジネス開発局が担当いただき、参加者の調整や事前説明会もスムーズに行えました。
 OnebyOneこども基金に加え、設立当初より支援いただいているサンデン(株)とサンデン環境みらい財団の方々に共鳴いただきの共催をいただき実施できることになりました。

 2011年10月終了後、2012年の計画を進めています。まずは雪のアファンの森にも招待しようと調整する中で、2011年9月の参加者とのつながりから、塩釜市と東松島市(現在は松島町)で開いているそろばん塾の塾長との出会いがあり、その生徒さんをお迎えすることができました。
 日頃、アファンの森財団をご支援いただいている(株)ディー・エヌ・エーにも新たにこのプロジェクトに協賛いただきました。

 

(写真:管洋志 ・ 写真協力:OnebyOneこども基金)

(写真:管洋志 ・ 写真協力:OnebyOneこども基金)








(写真:管洋志)

【 実 施 】
2011年
・  8月10日(水)   〜12日(金) : 東松島市在住のご家族、7組27人にご参加いただきました。
  当日の様子

・  9月23日(祝金)〜25日(日) : 東松島市在住のご家族、11組31人にご参加いただきました。
  当日の様子 当日の様子(NHKニュース)

・10月10日(祝月)〜12日(水) : 仙台市の小学生親子、19組29人にご参加いただきました。
  当日の様子(その1) 当日の様子(その2)

2012年
・  2月17日(金)   〜19日(日) : 塩釜市、松島町、東松島市在住の子ども達20人と付添い6人に参加いただきました。
  当日の様子




2)「緑の国」へ ー東北の森の再生ー

 被災された地域の皆様をアファンの森へお招きするにあたり“癒しの森”を提供させていただくと共に、再生した森の可能性を感じていただくことも今回の取り組みの大切な意義のひとつと考えています。幽霊森から再生し、25年たったアファンの森の今を感じていただき、将来的には東北の森も再生することができる少し先の“未来の可能性”を共有していただけたらと思っています。今はまだ、森の再生の段階ではないことも承知しております。時間をかけてゆっくり東北の森の再生のお手伝いをすることが私たちの使命と感じています。 まずは、以前から「森は海の恋人運動」を展開されている畠山重篤さんや、「ドングリの会」の稲本正さんと連携をとりながら植林活動をすすめ、私たちは森の生物調査を始めとした地域本来の生態系を取り戻す活動に取り組んでまいります。


(植林したブナの実生 写真:池田泰久)


3)緊急提言シンポジウム 5.12
 「森と海をつなぐ日本の再出発」開催しました

 「森と海をつなぐ日本の再出発」開催しました 
5月12日東京青山、スパイラルカフェにおいて、緊急シンポジウムを開催いたしました。当日は予想をはるかに越え、席数の3倍近い400名の方々にご参加いただき熱気あふれるシンポジウムとなりました。また、気仙沼の畠山重篤さんからの、「漁師はだれも海を恨んでいません。海は大丈夫です。また、森を守りながらカキの養殖を始めます!」という力強いメッセージをいただきました。

緊急提言シンポジウム『森と海をつなぐ日本の再出発』 当日の様子(動画)・資料

左より、宮林茂幸氏 (東京農業大学教授、美しい森林づくり全国推進会議 事務局長)、高見裕一氏(元衆議院議員)、大熊孝氏 (新潟大学名誉教授(河川工学)、NPO法人「新潟水辺の会」代表)、C・Wニコル ((財)C.W.ニコル・アファンの森財団理事長、作家) 、畠山重篤氏  (NPO法人「森は海の恋人」代表) 、稲本正氏  (オークヴィレッジ代表、NPO法人「ドングリの会」代表)