事務所の周りの林でも、すっかり雪がなくなり、日当たりのいい場所ではフキノトウや福寿草が花を咲かせていました。
事務所の隣を流れる川では最近春の解禁で渓流釣りをする人が目立ちますが、
(松木さんもときどきその中にまじっています)今日は雪解け水がごうごうと大きな音をたてて流れていました。
小鳥の鳴き声も日に日に大きくなり、先日からキジのけたたましい鳴き声も加わって、とうとう黒姫にもにぎやかな春がやってきたようです。(t)
松木さんが樹液を集める作業を始めました。
樹液は、木がまだ芽吹く前の雪のある時期にとります。
木に穴をあけるとそこからすぐに樹液が染み出てきます。
一晩ためておくとだいたい鍋に2杯くらいたまることもあるそうです。
去年あけた穴ではハチが冬眠をしていて出てきたばかりでした。
一昨年あけた穴はもうふさがっていました。
樹液をとる木はウリハダカエデ。やはりメイプルなんですね。
木が伐られてしまった場所に最も早く生えてきて育つ木の一つで、
森が安定してくるころ、寿命を迎えて枯れてしまいます。
樹液そのものはかすかに木の風味がするものの、
まるで無色透明の水のようです。
それを煮詰めるとあくが出て、色が出て、甘みが出てくるのです。
鍋1つが湯のみ1杯くらいになったころ、
それははっきりとメイプルシロップの味がしました。
しばらく鍋の番で鍋の前を離れられない松木さんが
近所の人を呼び止めてお茶を飲んだりする姿が見られるでしょう。(t)