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アファンの森は今


2008年6月

 オフィシャルスポンサーの株式会社インテージの社員の皆様が、昨年に引き続きいらしていただき、作業を手伝っていただきました。昨年は途中からどしゃ降りになり作業を中止した経緯があり、今回も雨が心配されましたが、幸い降られずに過ごすことができました。

 アファンの森に到着後、ほとんどの方が始めていらした方々だったのでアファンの森や財団のことをお伝えした後、さっそく作業に精を出していただきました。
ヘルメットをかぶり、ノコギリを手にヤブへ向かっていただきました。昨年中止したまま手を付けずに置いておいたので、その場所をお願いしました。

 腰をかがめながら地際で低木を刈ってもらったり、立ち枯れている木を倒してもらったり、皆さん黙々と作業していただきました。おかげさまで、光が入る状況にまですることができました。一歩引いて作業の成果を眺めると気分が良いものです。

 

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 作業後は松木と共に森の散策へ。
いきなり松木から「今は一番おもしろくねぇ時季なんだよなぁ」と発言がありましたが、サクラの実をつまんだり、ハナショウブを見たりとこの時季にしか出会えない森の姿に触れていただきました。

 サウンドシェルターで火を焚いて、アファンの森で採れたカエデのシロップを口にしながら一息ついていると、ニコルが登場。しばし、ニコル&松木を交えての森談義となりました。
といっても、話しのほとんどが「食べること」。カエデのシロップは煮詰めていることや、サウンドシェルター周辺のチップにイノシシがかき回した跡が一面に残っていて、そこからイノシシの肉の話し、シカはうまい、などなど。動物の糞の話も出て「森の美しい話をしたほうがいいんじゃないの?」とニコルが言い出すほどでした。

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 それでも、帰り際に「あ~おもしろかった」と言う声も聞こえてきました。
話しで聞くだけでなく、実際に作業をして体を動かしていただいたので、ニコルや松木との話から森が傍らにある暮らしがイメージできる時間になったのではないかと想像しています。

【6月14日】
あっという間に最終日です。
今日は女王陛下の私邸であるウィンザー城とその城下町ウィンザー、イートンの町を巡りました。
 
ホテルで最後の朝食を食べて(ビュッフェスタイルでけっこういけるんです)後、チェックアウト。バスに乗り込むとニコルと現地でコーディネートいただいたクリスチャンさんや奈都世さんがお見送りをしてくれました。皆さんバスの中からむじゃきに手を振っていましたね。これをきっかけに観光モードに切り替わったでしょうか。。。

R0014597.jpg少し離れた駐車場でバスから降りてテムズ川沿いを歩き、橋からウィンザー城を眺めつつ、まずウィンザーの川向に位置するイートンの町を散策です。
左右にレンガなどで作られた3~4階建ての建物が並ぶ道路を進みます。石やレンガ主体で建てられていて、3階、でも雑居ビル群ではなくそれぞれの建物が違い、窓からは花が見える、こんな風景は日本では見ないですね。それでも古い建物が残っていて、それは木がたくさん使われているようで、屋根もスレートが使われていました。どこかホッとしたような感じがしました。石やレンガで造られた建物は重厚間がありどっしりとして、窓からプランタなど見えると素敵だなとも思う一方で、どこか冷たく威圧感を感じるような気がするのは私だけでしょうか。ちょっと息苦しい感覚です。

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イートンでの観光名所といえば「イートン・カレッジ」なのだそうです。500年以上の歴史のあるパブリックスクール(日本で言う"私立"の学校です)で、上流階級の子ども達が通う学校なのだとか。ひらたく言えばエリート養成学校。日本で言う中学~高校までの年代の男子が全寮制で学んでいます。なんと制服が燕尾服なんだそうです。そういえばまだ幼さを残すイケメン学生が何人か町を歩いていました。燕尾のジャケットを来た人もいましたね。時代をさかのぼった重厚建物群が全部校舎なのだそうです。なちなみに学費は年間500万円以上だとか。開いた口はふさがりません。
 
さて、イートンの町を戻りテムズ川を渡ってウィンザー城を訪ねました。
こちらも皆様ご存知の観光スポットですね。女王陛下の週末の家、です。翌日に女王が来るので、一部の建物だけ中に入ることができました。中央のラウンドタワーを眺め、アパートメンツを眺め、ドールハウスで超高級人形を眺め、チャールズ皇太子の写真展を眺め、おみやげ物屋さんを眺め、護兵を眺めて出てきました。

SANY0398.jpg R0014615.jpg R0014617.jpg SANY0408.jpg自由に見てまわれる時間だったので、ウィンザーの城下町(?)も少し見てまわろうと思いましたが、交差点には「Barbour」の文字を発見。店内で残りの時間を過ごしました。バブアーと読むのですが、英国王室御用達のハンティング、乗馬の主にウエアを製造販売しているメーカーです。オイル加工をしたジャケットが有名です。コート、ブーツ(長靴)、バッグ、帽子など英国紳士のアウトドアウエアが揃っていました。

 

 

 

ウィンザーのレストランで食事をとった後、最後に目指すは「ウィンザー・ファームショップ」です。英国王室が営む農場のお店です。王室が経営しているお店でも一般の人が変えます。肉、野菜などの生鮮食品や加工品、パスタ、ジャムやソース、紅茶、お菓子などが扱われている小さなショップです。隣にはカフェもありました。有機にこだわっている農場の製品ということや、ここでしか手に入らないものも多くあるので、人気です。王室と仲の良い有名人もふらっと現れるようです。

買い物を楽しんで、お茶を飲んで一息ついて、延泊してロンドンの町をみる参加者とはここでお別れ、ガイドさんともお別れをし、空港へ。無事に何事もなくチェックインして、12時間のフライトを経て成田に帰ってきました。成田からはそれぞれに家路につかれ、皆様無事にご帰宅されたようです。
 
4泊6日という少し短いと思える行程でしたが、内容は充実していました。参加いただいた皆様の意識がとても高く、比較的ハードと思える動きにも遅れることなくそれぞれがいろんなことを吸収いただいたように感じていました。

日本の自然を知るために、外国の自然や文化を体験するのは有意義だと感じます。当たり前が当たり前でなく、日本の場合は...、と考えることに新たな発見があるな、と。

お世話になりました皆様には改めて御礼を申し上げます。
(か)

【6月13日つづき】
ボートトリップはのんびり周りの景色を楽しめる時間にもなったので、ホッとした時間にもなりました。ホテルに戻り昼食をとった後、バスでウェットランドセンターへ向かいます。

SANY0329.jpgもともとコンクリートの大きな(約43ha)貯水場だった場所を、コンクリートをはがして湿地環境へ再生し、野生動物が再び暮らせる環境へ戻したと同時に、世界中の水鳥の生態紹介と絶滅危惧種の保護を意図したエリアが作られています。自然な湿地帯の状態を造り上げるために植物は30万株以上、木だけでも約3万本が植えられたそうです。

 

 

 

 

HPはこちら ⇒ http://www.wwt.org.uk/centre/119/london_wetland_centre.html

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入場してすぐの建物は壁一面ガラス張りで、ガラスの向こうはウェットランドの中央部が広く見渡せ、概要がつかめるようになっています。ここからパス(散策道)は左右に分かれます。まずは右へ。
道の左右には再生された湿原が広がり、そのことを解説する案内板もあります。やがて野鳥観察舎(Hide)が出てきます。静かに中に入ると、小窓から観察している人がいっぱいでした。アリスターさんからは、少しづつ違う環境を造成したんです、と実際に違う場所を示していただきながら解説いただきました。

 

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ここは、環境学習の場所としてもたくさん使われているようで、この日も中学生?水たまりに網を入れてすくってはバットにあけて、小さな生き物を観察していました。私達もちょっとお邪魔して観察。。。
戻って反対側へも行きました。こちらは"World Wetland"という世界中の水環境を再現して水鳥を保存しているエリアがあります。シベリア、アフリカ、などエリアごとに環境が再現されていて、その地方の水鳥がいます。いわば水鳥の動物園といったところです。東アジアもあり、日本で目にする水鳥がたくさんいました。
お目にかかったことのないような水鳥がゴロゴロいます。世界的に希少な種も、ニコルがアリスターさんのお父さんであるピーター・ドライバーさんのアシスタントとして調査をしていたケワタガモ(北極圏に生息)もいました。北極へ出かけるきっかけになった鳥ですね。

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アリスターさん結構足が速く、すたすた歩いていきます。それについていっている皆さんもすごい。普段から散策をしている方も多いのだな、と感じます。
足早でしたがウェットランドを離れ、ジュビリー川へ向かいました。

SANY0369.jpgごく簡単に言ってしまえば、水害対策改善のために英国環境庁が手がけた"川のバイパス"がジュビリー川です。アリスターさんが中心となり、17年かけて完遂させたものです。
ウェットランドセンターは人を招きいれることも方針の一つでしたが、こちらは人を招くことは重きを置かなかったとのこと。それでも、川沿いにはパスが作られていて、所々には親水スペースがありました。夕方で少し肌寒い時間でしたが、散歩している方もいたり、馬にのって行き来している人も多いのだとか。地面にはひづめのあとがありました。

 

 

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このジュビリー川でも、アリスターさんはすたすた行きます。ときより解説を入れながら。向かうは道の先に見える丘でした。ヒバリが空高くなく下を丘の上まで上ると、向こうにウィンザー城が見えました。眼下にはジュビリー川が広く見渡せます。日本では見れない風景ですね。
丘の上にはジュビリー川の記念碑があり、エリザベス女王の次男アンドリュー王子の名が刻まれていました。アンドリュー王子が実際に足を運んだ時、案内をしたのがアリスターさんだったのだそうです。

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アリスターさんは日本で言うなら環境省局長クラスのキャリアです。そんな方が、ポロシャツ一枚とデイバックを背負ってMTBで駆けつけ、首から双眼鏡をぶら下げながら、全体の説明の合間に聴こえて来たさえずりから種を特定していました。Red Kite(アカトビ)が飛んでいれば、環境が良くなっている指標になるんだと生態を解説してくれたり、岸際にある樹を端から解説していたり、とフィールドワークの経験が豊富であることが想像できました。

比べてもしょうがないのですが、日本の環境省のキャリアの方が、これだけ現場で生き物のことを見てきているだろうか?と思ってしまいました。同時に、今の私もオフィスワークが大半を占め、どれだけアファン森に出かけ、生き物をおもしろがっているだろうか、と自戒の念があふれてきました。
 
 
夕食は皆さんでレストランへ。
アリスター&ベリンダご夫妻も一緒です。今晩がニコルさんとの最後の夕食にもなります。コーディネーターのクリスチャン&奈都世さんの粋なはからいで、小さな国旗やラブスプーンのチョコレートなどウェールズにちなんだ様々な景品が当たるくじ引きも行なわれ、楽しい時間となりました。各テーブルごとにニコルがご挨拶申し上げ、昨日今日と内容ぎっしりだった「自然の日」は終わりました。
今日も満腹です。
(か)

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【6月13日】
今日は、自然の日の河編です。テムズ川、ロンドンウェットランドセンター、ジュビリー川と、それぞれ再生された水環境を巡りました。終日アリスターさんが同行してくれて、現場で解説をしていただいたのでとても有意義な時間でした。

宿泊しているホテルのすぐ裏がテムズ川です。隣には草地(グラウンド?)もありまして、例によって朝の散歩に出かけます。

R0014469.jpg今日も天気がよく、今回は本当に天候み恵まれているなと感じつつ草地に目を向けると何か動くものが(左の写真)。ウサギでした。ピーターラビット(英国の湖水地方が舞台)のモデルであるアナウサギでしょうか?さだかではありませんが、たくさんいました。

 

 

 

 

SANY0303.jpg一方テムズ川には、水鳥がひしめいていました。表現はあまりよくありませんが、上野の不忍池のようです。ただし、鳥の種類が違います。昨日も見ていたマガモやオオバン、バンに加え、コブハクチョウ、カナダガン、ハイイロガン、遠くにはカンムリカイツブリが見えました。日本ではなかなか見れない種ですが、私の姿を見ると餌をくれとばかりに集まってきます。ハイイロガンには足をつつかれました。こうなると、なんだかあまり嬉しくありません。。。

 

 

 

ボートハウスがあり、レガッタの練習風景も見ることができました。桟橋もあります。今日はまずこの桟橋から大きな観光用ボートに乗って、テムズ川をボートトリップです。

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MTBでさっそうと現れたアリスターさんも同乗して、ボートトリップの始まりです。

かつて汚染に悩まされ、悪臭が漂い、生き物の影もなかったテムズ川が、現在ではサケやカワウソが生息する、大都市を流れる川としては最もきれいな川のひとつと言われるまでにきれいになっているのだそうです。120種を越える魚類が生息し、レジャーで利用されることが多い、その再生には英国環境庁(アリスターさんはこの環境庁の自然保護局長です。)が中心となり様々なNGOと一緒に取り組んできた、自然が再生されたことで、周辺に暮らすことがステータスともなっている、など前日のレクチャーがあって今日を迎えています。

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川幅は広く、波立つような流れではありませんでした。日本のようにコンクリートの三面護岸は見当たらず、どこも両岸には緑(樹林、草地、芝生、など)が見えました。よく見ると、石やコンクリートが奥に見えて人が整備したこともわかりますがコンクリートの堤がそそり立っているのではなく、河川敷をゆるい傾斜でとり、建築物はさらに一段高くした場所に立てているのだそうです。
川に沿うようにパス(散策小道)があり、散歩を楽しんでいる人もたくさんいます。
特徴として
・水の逃げ場所を作っている
・Lockで水位の調整をしている
・ヤナギなど樹木を利用した護岸が長い目で見たときに有効と考えている
・野生動物を取り戻すことで人と川との距離が近い
を感じました。日本とは水量、流速、川幅など違いますが、水害防止と野生動物の両方を上手に取り戻しているように感じました。

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Lock(ロック)というのはパナマ運河などで使われている「閘門(こうもん)」(水位の高低差を調節して船を通す、船の前後を水門ではさむ施設)です。洪水の多いテムズ川では川をせき止めることで水位を調節しており、218kmのテムズ川淡水部分に44箇所のロックがあり、全て環境庁が管理しているとのこと。私達が乗ったレジャー船舶が行き来する時は、このロックを通過するのも見ものです。

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船室からお茶を飲みながら周辺の景色を楽しむ人、アリスターさんにいろいろと質問する人、デッキから写真をとる人、と様々でしたが、私はあわよくばカワウソを目視できるのではないかと岸に目を凝らしつつ、双眼鏡をぶら下げていた何人かと野鳥を眺めていました。ありがたいことに、アリスターさんが解説の合間合間で鳥の解説もしてくれ、「これは日本にもいる」「こんな鳥は始めて見た」など楽しませていただきました。残念ながら、カワウソにはあえませんでした。

川風が少し肌寒かったものの、終始太陽がのぞき気持ち良いボートトリップでした。
つづく
(か)

【6月12日】
今日はアファン森林公園訪問の日でした。昨日が文化の日なら、今日は自然の日・森編とでも言いましょうか。。。

ホテルの前には池があり、その周りを歩けるようになっています。

余談ですが、英国にはパス(散策小道)がたくさんあり、英国の方々は日常的に、そんなパスをよく歩くのだそうです。昨日訪れたワイナリーにも、森の中を歩ける小道と、ワイン畑を歩ける小道があり、その案内板も出ているのです。

朝食後、ひとまわりしました。
何せ時差の影響で早起きしたくなくても、目が覚めちゃいますし。。。
水鳥はちょうど子育ての時期で、マガモやオオバンがヒナを連れてうろちょろしていました。

R0014388.jpg R0014396.jpg R0014399.jpg天気もよく、ほのぼのとした時間を過ごした後、いよいよアファン森林公園へ向かいます。
イングランドで見た風景は「平ら」でしたが、ウェールズでは「起伏」が見られます。山や丘の上の方は、木が生えていないことも多いのですが、こんな風景の方がどこか安心します。谷間の里を奥へあがっていくとアファン森林公園があります。

 

 

 

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バスが到着するなり、チーフレンジャーのリチャード・ワグスタッフさんがバスまで来て出迎えてくれました。現地の日本人を中心としたボランティア団体「ウッドペッカーズ」の皆さんも。ビジターセンターに入るとまずお茶を振舞ってくれました。森林公園のスタッフ、森林管理官の紹介後、ニコルからお姉さんであるアファン森林公園とのつながり、日本のアファンの森についてレクチャーがあって、姉妹森締結の記念場所になっている「カンジウッド」へ出かけました。

 

 

SANY0252.jpg「人」・「森」・「生」の文字がデザインされ、日本の樹も植えられているカンジウッドを皆さんで散策です。英国の自然に触れる初めての機会なので、草花や樹に目が行きます。思い思いに歩き、写真に収めたり、花を眺めたり、見上げたり。。。

 

 

 

SANY0271.jpgそして、今日のメインとなる植樹場所へ。
「こりゃデカイ!」と思わず声を出してしまった特大サイズの軍手を受け取りつつ現場へ向かうと、地元の小学生たちが私たちのことを待っていてくれました。
参加者の方々はこの時のために千羽鶴や折り紙で作ったカブトのプレゼントを用意していたのです。お互いの紹介し、プレゼントを差し上げた後子ども達と一緒に木を植えました。いざ植える段になると皆さん盛り上がっていました。スコップを子ども達と一緒に握りながら土を戻していたり、ボランティアの方と一緒に作業していたり、しばし時間を忘れて夢中になっていたようでした。

 

 

 

 

 

R0014432.jpg樹高180cm前後の大きな苗木だったのですが、ボランティアスタッフが植える穴をを掘っていて準備万端にしてくれていたので、重労働なく植えることができました。15種40本をあっという間に(そんな気がしました)植えました。ブナやシラカバ、ナナカマド、クルミ、などバラエティに富んでいました。
ちなみに、日本のアファンの森のスタッフだけでも一本植えさせていただきました。個人的には、日本のアファン以外へ植樹したのが初めてでしたが、「そういえば植えた木どうなっているかなぁ」とウェールズの話題になると思い出すのかな、と思っています。

 

SANY0280.jpg植樹を終えてビジターセンターに戻ると、ビュッフェスタイルのお昼ご飯を用意いただいていました。おいしかったです。特に専用のスペースがあるわけでもなく、普段は工作や課外授業で使っているような部屋に、食べ物と飲み物がセッティングされていて、スタッフやボランティアの方がサーブしてくれましたのです。手厚く迎えていただいていることが良くわかり、とても嬉しかったです。売店で前日同様しっかりおみやげを買わせていただいて、自然の日の森編であるアファンでの時間は終わりました。

 

 

 

このままバスはウェールズからイングランドへ戻ります。レディングという街のホテルが今後2泊の滞在場所です。国境の大きな橋を渡り、平らな風景を目にしながら、街にはいるとホテルがありました。

R0014458.jpg一息ついた後は、明日、テムズ川の再生やウェットランドなどをご案内いただくアリスター・ドライバーさんと共に夕食です。夕食前に明日の導入になるお話をスライドでご紹介いただきました。ご存知の通り、アリスター氏は2006年度から日本名アファンの森の理事です。ニコルさんの恩師の息子さんなのです。

 

 

 

SANY0300.jpgテムズ川、ロンドンウェットランドセンター、ジュビリー川の事例について紹介いただきましたが、どれもその規模の大きさに驚かされました。内容はとてもわかりやすく、質問もいろいろ出てなかなか食事に移れない状況にもなるほどで、それだけ理解しやすい内容だったのだと思います。
奥様のベリンダ様も同席して皆さんで一緒に食事をし、明日を楽しみにして今日を終えました。

(か)

 

 

 

 

 

【6月11日】
前日の長い一日を終えて、いよいよ旅の本番が始まります。

今日はウェールズの文化を知る、とでも言いましょうか。カーディフ城とカーディフベイ、コッホ城、民族生活博物館、古典音楽の夕べ、という盛りだくさんです。

SANY0194.jpgまずはカーディフ城へ。
南ウェールズのブラックダイアモンドと言われた良質な石炭で大繁栄を仕掛けたビュート候のお城です。カーディフ城専任のガイドさんに案内してもらいながら、豪華な建物の内部を見て歩きました。

ダイニングホール、子供部屋、アラブルーム、ルーフガーデン、などそれぞれテーマの違う部屋を見ながら、部屋の使われ方や、凝った装飾(有名な物語を壁に描いている、などなど)など解説をいただくと、貴族の暮らし振りが垣間見れます。

両親は毎日のように社交の場に出かけていたので、その子ども達は教育係によって子供部屋で育てられたようです。どこか寂しさを感じたのは私だけでしょうか。実に立派なドールハウスや木馬が展示されていました。
そうして育ったカーディフ3世は20カ国の言葉を操ることが出来たそうです。本の読み書きに明け暮れたアカデミックな方だったとか。場内にもちゃんと図書室がありました。当時は誰でもが閲覧できる図書館のようなものはなく、お金のある貴族のところに本など情報が集まったのだそうです。

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カーディフ城を出て、今度はカーディフ湾をそぞろ歩きです。
石炭を積む船がひっきりなしに出入りし、世界中から日銭を稼ぐ人々が働いて決して治安が良いエリアではなかったと言います。その当時の建物と、近代的な建物が混在する町の散策でした。

 

 

 

R0014334.jpgお昼ごはんは、そんな街にあるフィッシュ&チップスのお店食べました。
フィッシュの大きさやチップスの量に戸惑ったり、驚いたり、苦笑したり...。
「おいしいんだけど、単調で量が多いと食べられないなぁ」そんな声が多く聞こえました。


 

 

 

SANY0205.jpgルバーブを使ったデザートは初めて味わう感じでした。ゆでたルバーブにコナ状のクッキーと練乳のようなものがかかっていました。英国では昔から食べていたデザートなのだそうです。

 

 

 

 

SANY0206.jpg器が揃っていなかったり、盛られている量が人によってまちまちだったり、スプーン曲げしたの?というぐらい曲がったスプーンが紅茶についていたり、と小さなことですが日本の飲食店では考えられないことがいくつもあり、ちょっとしたカルチャー食でした。
「日本がきっちりしすぎなのかもしれないわねぇ」
紅茶やコーヒー、デザートがなかなか全員にいきわたらず、少しイライラしながら昼食を終え、今度は森の中にある城「コッホ城」を目指します。

 

SANY0212.jpgアカデミックなビュート3世が再構した、小さなお城。その中はやはり豪華な装飾でした。たくさんの花が描かれていたり、鳥がヒナを育てている彫られていたりと動植物がとても多くあったのが印象的です。その周りには広葉樹の森が広がり、ギョウジャニンニクが花をつけています。貴族だけがもてたハンティングフィールドだったようです。

 

 

 

今度は庶民の生活を知ろうと「ウェールズ生活博物館」へ。時間がなくなってしまい、じっくり見れなかったのが残念でした。一般住宅、農家、金物屋、雑貨屋、などが野外に展示され、暮らしぶりがわかるようになっています。
石の壁に藁葺屋根、独特なピンクの壁の色、スレートの屋根、薪・石炭・電気の燃料の変化など足早に見てまわりました。
ここにある郵便局は、ニコルの子供頃にあった郵便局そっくりなのだそうです。

SANY0217.jpgそして、今日の最終目的地であるランナフのワイナリーへ。
ウェリッシュケーキと紅茶でお出迎えしていただき、ほっと一息つけました。オーガニックの塩やウェールズのりなども販売されていたので、しばしの買い物タイム。ワイナリー側は商売っ気がなく、こんなものがありますよと紹介程度でしたが、日本のおばちゃん方は黙っていません。今日到着したというダンボールをあけて販売していただきました。

 

 

 

SANY0228.jpg賑やかな時間の後は"音楽の夕べ"です。
6~7世紀の英語が入るずっと前、その当時の様子を古典楽器に載せて語るものでした。歌うのが当たり前のウェールズの言葉と音感をじっくり味わう時間でした。独特な雰囲気で、内容の解説もあって、涙をにじませている方もいらっしゃいました。

 

 

 

 

ウェールズを代表するワイナリーのワインを楽しみながら、ミシュランの三ツ星シェフをアドバイザーに迎えた夕食をいただき、ウェールズの文化に触れた一日を終えました。
(か)

英国から戻って、すでに2日が過ぎてしまいました。遅くなりましたが、旅先での様子をお知らせします。
 
この旅は...

『地球環境を考える 英国の旅』は、英国の自然再生の現場を訪ね、注がれた人々の思い、取り組み等を肌で感じ、学び、考え、そして行動に繋がることを目指す"旅"として、アファン森林公園やサケが遡上する豊かな川に甦ったテムズ川の再生について、レンジャーや環境庁技官からお話を聞き、優良農家の産物を使用した料理の違いを体験し、ツアー移動によって排出したCO2の一部を吸収するための植樹など、今までの「エコツアー」とは異なった行程となっております。(ANAプレスリリースより抜粋)

というものでした。

英国ツアーチラシ(表)
英国ツアーチラシ(裏)

プレスリリース


 
6月10日~15日の4泊6日の日程で、
前半はウェールズにてカーディフ市内と姉妹森であるアファン森林公園へ、
後半はテムズ川の再生の現場とウィンザーへ出かけました。
テムズ川再生の現場では、ニコルに加え当財団のアリスター・ドラーバー理事も同行し、直々に解説をいただきながら現場を歩きました。
 
【6月10日】
前泊していたホテルで、今回の旅のきっかけを作っていただいた(特)直方川づくりの会の方々とお会いし、一緒に成田空港へ。

集合は9:30でした。私達が成田空港の集合場所に着いた時にはすでにほとんどの方が手続きを済ませており、その意欲が感じられました。
添乗員の方にお会いし、資料と説明を受けて手荷物審査へ。液体や刃物などは注意をして入れていないものの緊張します。。。

無事に電子音鳴ること無く通過、出国手続きを済ませて搭乗しました。
約12時間のフライトです。2回の食事を取りながら、本や資料を読んだり、小さな画面で映画やビデオを見たり、睡眠をとったり、思い思いに過ごします。

 

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← 飛行機から望むテムズ川

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現地時間(日本時間マイナス8時間)の16:00頃にロンドン・ヒースロー空港に到着。入国、荷物受け取りなど無事に済ませ、現地のガイドさんと出会いバスへ。

SANY0169.jpgトイレ付きの大型バスに揺られながら、このままウェールズへ向かいました。ガイドさんの巧妙なトークに耳を傾けつつ、周辺の風景に目が行きます。
2月の下見に来たときよりも緑が茂っていましたが、とにかく「平ら」。
起伏が無くのっぺりとした農地で、ときどき馬が草を食んでいます。
ぽつんとある石造りの建物。いかにも英国、という感じがしました。

 

 

途中、日本で言うサービスエリアで休憩。
ガイドさんのアドバイスの通り、売店で買い物の練習をします。
「Hello」「Thank you」など緊張気味に声を交わしました。

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通貨はポンド(£)。成田空港などで両替するとお札だけを手にします。
このお札で買いものをし小銭を手にするわけです。
物価はやはりちょっと高めか。
 
駐車場に植えられていた日本のトチの仲間や、数種類のカエデをチェックしつつホテルへ向かいます。

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空港から走ること約4時間、ようやくホテルに着きました。
20:30頃の到着でしたが、夕方のような日差しで明るい、変な感じです。
別の車で移動していたニコルも合流して、ホテルで軽食をいただき今日は終わりです。
ティーパックの紅茶がセルフで飲めるようになっていましたが、
なんだかやっぱりおいしいような気がしました。

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泊まったホテルはこちらでした。

 

 

 

 

 

 

http://www.millenniumhotels.co.uk/copthornecardiff/index.html

(か) 


15日に無事にツアーの参加者は無事に帰国しました。

結局、旅先からインタ-ネットにアクセスすることが出来ず、書き込みがなく帰ってきました。失礼いたしました。これから少しづつ旅先の様子をお知らせします。

まずは帰国のご報告でした。
(か)

おはようございます。

今日から「C.W.ニコル氏プロデュース『地球環境考える 英国の旅』」が始まります。

今回は、この事務局日記で一日の様子をお伝えしてみようと思います。
どれだけお伝えできるかわかりませんが、お楽しみに。
(か)

kaiinnkenngakukai6gatu.jpg 6月の会員見学会は昨日の雨が嘘のように晴れた初夏の森で開催されました。新緑がとても美しく、気持ちのよい森歩きになりました。
 見学会も財団設立の翌年から数えて6年目となりますが、毎年来てくださる常連さん、遠方からいらしてくださった方など見学会は財団を支えてくださっている会員さんの思いが森の再生につながってることを実感する機会でもあります。会員の皆様、いつもありがとうございます。

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